株式会社Braveridgeは、シンプルで低価格な農業IoT向けセンサー『CROPP(クロップ)』シリーズの新製品として、土壌水分を計測する『CROPP 土壌水分センサー』、ハウス内などの温度・湿度を計測する『CROPP 温湿度センサー』を製品化したことを発表します。現在、秋田県、香川県、神奈川県、山口県、福岡県の5県9カ所でのフィールドテストを実施しており、販売開始は2023年3月を予定しています。
農業IoT向けセンサー「CROPP」シリーズに新たに『土壌水分センサー』『温湿度センサー』が加わります
Braveridgeでは、シンプルな機能で低価格を実現する農業IoT向けセンサーを「CROPP」シリーズとして製品化、既に3段階で水位を検知する水田用の水位センサーとして『水田用 水位センサー』ELTRES(TM)※版とBluetooth(R)LE版を製品化しています。今回はこのCROPPシリーズに新たに『土壌水分センサー』『温湿度センサー』が加わります。
※ソニー独自の無線通信規格ELTRESを用いたIoTネットワークサービスで、「長距離安定通信」「低消費電力」などの特長があります。
農場の状況に合わせて選べる2種類の通信規格
『水田用 水位センサー』同様に、ELTRES(TM)版とBluetooth(R)LE版の2種類をラインアップ予定。ELTRES版は、ELTRES通信範囲内であれば単独でどこでも使用が可能です。
Bluetooth(R)LE版は、LTEルーターの周囲200~300m程度の範囲内で複数のセンサーを使用することができます。
CROPP 土壌水分センサー ELTRES(TM)
無線 :ELTRES(TM)測定方式:電気抵抗式
防水 :IPx5相当
使用電源:CR123A × 2本
電池寿命:約1.5年間 ※3回/日の送信として
アンテナ:外部アンテナ
価格税抜:オープン価格(予定)
販売開始:2023年3月
CROPP 温湿度センサー ELTRES(TM)
無線 :ELTRES(TM)測定方式:半導体式
防水 :IPx3相当
使用電源:CR123A × 2本
電池寿命:約1.5年間 ※3回/日の送信として
アンテナ:外部アンテナ
価格税抜:オープン価格(予定)
販売開始:2023年3月
5県9カ所のさまざまな作物でELTRES(TM)版でのフィールドテストを開始
2022年8月から、ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社の協力のもと、秋田県1カ所、香川県3カ所、神奈川県1カ所、山口県3カ所、福岡県1カ所の5県9カ所の、水田、椎茸栽培、イチゴ栽培、アスパラガス栽培、トマト栽培などの農場で、ELTRES(TM)版でのフィールドテストを開始しました。この試験運用によって得られた声を参考により完成度を高め、来春2023年3月の発売を予定しています。
農業IoTサービス事業者向けに『農業IoT導入セット』を100セット先行販売
農業IoTサービス事業者や農業IoT事業への参入を検討している事業者向けに、CROPPの水田水位センサーと土壌水分センサー、温湿度センサーとすぐに評価を開始できるWebアプリをセットにして『農業IoT導入セット』を先行販売いたします。●『農業IoT導入セットELTRES(TM)』 販売価格:80,000円(税抜)
・CROPP 水田用 水位センサー ELTRES(TM)
・CROPP 土壌水分センサー ELTRES(TM)
・CROPP 温湿度センサー ELTRES(TM)
・導入セット専用Webアプリ(利用期間1年間)
●『農業IoT導入セット Bluetooth(R)LE』 販売価格:85,000円(税抜)
・CROPP 水田用 水位センサー Bluetooth(R)LE
・CROPP 土壌水分センサー Bluetooth(R)LE
・CROPP 温湿度センサー Bluetooth(R)LE
・防水LTEルーター
・導入セット専用Webアプリ(利用期間1年間)
※オプション 防水Bluetooth(R)LEカメラ(電池駆動):50,000円(税抜)
●販売開始:2022年11月