ベイン・アンド・カンパニーは、イタリアの高級品メーカーの業界団体であるアルタガンマ財団と共同で「2022年秋、世界高級品市場レポート」を発行しました。2022年の世界高級品市場規模は、現在の為替レート換算で売上高約1兆4,000億ユーロに達し、2021年比で21%の成長となる見込みです。
2009年の世界金融危機時よりも手堅い成長が見込まれる2023年の高級品市場
2023年には主要国での景気後退が予想されますが、向こう10年間における高級品の売上高・市場規模は拡大し続ける見込みです。個人向け高級品市場の売上成長率は、中国の景気回復の強さや欧米の景気後退への耐性に左右されるものの、3~8%になると予測されています。
2030年までに市場成長率60%超を実現する技術革新と世代特有のトレンド
2030年までの個人向け高級品市場の展望は非常に明るい見通しです。市場ファンダメンタルズは堅調で、新たな技術によって利益創出が期待できるため、市場規模は2022年の3,530億ユーロから、2030年末までに60%以上拡大し、5,400~5,800億ユーロに達する見込みです。2030年までの市場成長は世代特有のトレンドにより牽引されることが予測されます。2022年の市場成長はY世代とZ世代に大きく依存しており、今後2030年までの数年間、Z世代とアルファ世代による消費額は、他世代の約3倍の速さで成長し、市場の3分の1を占める予測です。
Z世代はミレニアル世代より3~5歳早く高級品を購入し始め(ミレニアル世代の18~20歳に対し、Z世代は15歳)、アルファ世代も同様になることが予想されています。
上記のような世代別の特性は、2022年、さらには2030年までの高級品市場の発展に影響を与える主要トレンドの一つです。
【その他5つの主要トレンド】
● 既存市場が業界を牽引する中、新興市場も驚くべきスピードで成長
● オンラインチャネルの成長が常態化しつつある中、実店舗の存在感が回復基調
● 高級品市場の消費者は2022年の約4億人から2030年には5億人に拡大する見込み
● 「ポスト・ストリートウェア」の台頭により高級品の全カテゴリーで想定以上のパフォーマンスを達成
● 高級品とアートの融合
<ベイン・アンド・カンパニー>
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