特別展「岡本太郎 アートの夢-陶壁・陶板・21世紀のフィギュア造形」滋賀県立陶芸の森 陶芸館にて7月15日より開催

滋賀県立陶芸の森陶芸館では、特別企画展「岡本太郎 アートの夢-陶壁・陶板・21世紀のフィギュア造形」を2023年7月15日より開催します。

岡本太郎が想い描いた 夢の先、21世紀アートの息吹を紹介

芸術家・岡本太郎は、「一般大衆にじかにぶつかる、社会に開かれた芸術を実現したい」と記し、1952年に初めてのパブリックアートとなるモザイクタイルを手掛けました。
1954年には、量産を目指し粘土で≪犬の植木鉢≫を常滑で制作、その後刈谷でも類似の造形を手掛けました。
1963年に信楽で制作された≪坐ることを拒否する椅子≫は、人と直に触れ合うアートの在り方を探り、代表作として全国に多数存在しています。
戦後、建築家・デザイナー・芸術家による建築陶器が人とアートとの結びつきを強めていくなか、岡本太郎が信楽で手掛けた日本万国博覧会 (大阪万博)の≪太陽の塔≫の<黒い太陽>(1970)は、多くの人々の記憶に刻まれています。
このように産地と岡本太郎の出会いのなかで培われた技術力は、大塚オーミ陶業株式会社の大型陶板などに受け継がれます。
また、岡本太郎は絵画に比べ「彫刻はより肉体的であり、直接的である。実体がそこにある彫刻の強さ。」と記しています。
アニメ・マンガのキャラクター造形は21世紀の大衆が求めたアートのひとつです。
クリエイターらの世界観を再現した高精度なフィギュアが生まれています。
本展覧会では、<芸術の大衆化>をテーマに、近代の建築装飾陶器、パブリックアートや量産品のデザインを手掛けた岡本太郎らの作品を紹介。
またフィギュア造形の世界や壁画の可能性を併せて取り上げつつ、岡本太郎が思い描いた夢の先、21世紀アートの息吹を見つめます。

URL: https://www.sccp.jp/exhibitions/17713/

岡本太郎 アートの夢-陶壁・陶板・21世紀のフィギュア造形

会期  :パート1:2023(令和5)年7月15日(土)~9月24日(日)
      パート2:2023(令和5)年9月30日(土)~12月17日(日)
      ※月曜日休館(7/17・9/18・10/9は開館し、翌日振替休館
会場  :滋賀県立陶芸の森 陶芸館
観覧料 :一般700円(560円)、高大生530円(420円)、中学生以下無料
     ※( )内は20人以上の団体料金
主催  :滋賀県立陶芸の森
後援  :滋賀県教育委員会、甲賀市、NHK大津放送局、京都新聞
協力  :大塚オーミ陶業株式会社、
     滋賀県工業技術総合センター信楽窯業技術試験場、京セラ株式会社、
     株式会社カプコン、株式会社ニトロプラス、
     株式会社グッドスマイルカンパニー、株式会社SUM ART、
     株式会社フレア(順不同)
企画協力:GILL GILL(株式会社ディープケース)、ほっぺふき子

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