株式会社スカラは、株式会社アレグロスマートが特許を保有するデータオーケストレーション基盤「Newtroid」を活用し、地方自治体が抱える社会課題に対して、データを起点に、自治体職員等サービス利用者らがノーコードで仮説立案、データ解析、可視化を「いつでも」「誰でも」「簡単に」実行できる環境を、最短4週間で構築できるコンサルティングおよびシステム構築サービスの提供を開始いたします。
「Newtroid」を活用したデータビジネス提供の背景
スカラグループは、デジタルソリューションの提供によって社会を豊かにすることを重要な価値として捉えており、2022年2月に、全国658の自治体にふるさと納税業務を支えるソリューションを提供する株式会社エッグを当社グループに迎え入れたことを機に、地方自治体が抱える高齢化率の高まりや、関係人口の拡大に向き合ってまいりました。自治体職員の皆様と議論を重ね、課題解決のための仮説は複数上がるもののデータに基づく検証ができないという現状を認識し、データを起点とした児童虐待予防サービス(※1)を既に社会実装しており、そのデータ連携基盤を提供するアレグロスマートとの共創事業の検討を始めました。
これまでの当社グループの地方自治体への「超高齢化社会」「関係人口の創出」に関わる取り組みを、データを根拠により具体的な仮説を立て効果を検証し、その後の改善サイクルをスピーディに構築するために、「Newtroid」を主軸としたコンサルティングおよびデータ分析サービスの提供を開始いたします。
「Newtroid」をエンジンとした、スカラが提供するデータ連携基盤とAI分析
産官学で保有するさまざまなデータソースから得られるデータの収集・分析により予測モデルを構築し、地方自治体が抱える社会課題解決に繋がる気づきを与える手段を高い拡張性と柔軟性を持って提供します。その拡張性と柔軟性の高いデータ連携基盤を支える技術が、アレグロスマートが保有するデータの「仮想化」および「メタ化」(※2)の技術、「Newtroid」です。
当社グループにおいてはこれまでのフレイル予防事業のノウハウを活用し、PHRデータを仮説に基づき解析することによって、地域の健康寿命延伸による、医療・介護費の削減を視野に入れています。
※1 アレグロスマートが中国地方の某自治体へ導入済みのサービスで、自治体職員の皆様との議論において、複数の業務から得られる30程度のデータソースに基づいて立てられた仮説を分析基盤に実装し、児童虐待予防システムとして構築しました。
※2 従来は仮説ごとのデータベースの設計・構築や、データ分析を行うための高額な投資が必要でしたが、アレグロスマートが保有するAIでデータの特徴を把握、各々の概念で整理し、同社が提供するUIでデータを繋ぎ合わせるだけで簡単にデータ分析環境を構築することが可能です。(US特許番号:11295238, JP特許番号:7065498)
<株式会社スカラ>
https://scalagrp.jp