ファインアートとしてのAIアートを探求!展覧会『窪田望 AIの余白』を、BAG-Brillia Art Gallery-にて8月11日より開催

東京建物株式会社は、2023年8月11日より、東京建物京橋ビル1階の「BAG-Brillia Art Gallery-」(バッグ ブリリア アート ギャラリー)にて、展覧会『窪田望 AIの余白』を開催いたします。

ファインアートとしてのAIアートを捉える試み

本展では、アーティストとしての窪田望氏がAIのアルゴリズムを駆使して制作した、AIの新しい価値を引き出す作品を通して、ファインアートとしてのAIアートを探求します。
また、AIによるアートはリアルで精緻を極めるものが大半であることに対し、本展では「引き算」(要素を減らしてゆくこと)の機能を実装し、徹底的に題材となるテーマから引き算を繰り返しました。
いわば、AIが生む「余白」に着目した作品づくりという世界観を創出します。

【展示内容】
●展示スペース「+1」: アートギャラリー
AIエンジニアが捨て去った風景の彫刻



今、AIは未来のものではなく、ChatGPTなどによって身近なテクノロジーとして、多くの人が利用できるものになってきています。
しかしChatGPTは自然言語を使って正解を返してくれるものの、人と人とのコミュニケーションにおいてはそれだけでは不十分です。
落ち込んでいる時に横にいてくれたり、言葉によらない寄り添いも必要です。
今回、窪田氏は18件のAI特許を取得している立場から、ChatGPTを改造し、質問から答えまでの“あいだ”を余白として表現しました。
ユーザーの入力した文章を“喜怒哀楽”に分類し、4つの布の動きで見えない空間を可視化しました。
本来であれば、質問者は直接言葉による回答を求めますが、布の動きを見ながら感覚的に答えを認識し、人に寄り添うAIの姿が体感できることを狙いとしています。

●展示スペース「+2」:
(1) AIによる「引き算」のアート作品
本来のAIアートは、さまざまなテキストと画像をペアで学習させたAIを用意し、テキストと画像の誤差を最小化するように設定します。
そして、画像生成するAIとその作品の良し悪しを判断できるAIを何度も戦わせる「足し算」の方法で作品を完成させますが、本展では、そうした流れに対し、AIに「引き算」を実装し、極限まで色や線、構図をシンプルにした作品により、AIアートの新しい可能性を提示します。

(2) 自分の脳波を元にした絵を描く
あなたは絵画の鑑賞者ではなく、あなたの脳波が絵画のための素材になります。
「絵画を見るアート体験」から、「あなたが絵画そのものになる体験」へと誘います。

【イベント】
会期中に、関連イベントを予定しています。
(詳細は公式サイト( https://www.brillia-art.com/bag/ )にて随時お知らせいたします。)

 窪田望 AIの余白

会期   : 2023年8月11日(金)~10月1日(日)
会場   : BAG-Brillia Art Gallery-
      〒104-0031 東京都中央区京橋3丁目6-18 東京建物京橋ビル1階
開館時間 : 11:00~19:00(休館日:月曜日)
      9月18日(月・祝)は開館。翌19日(火)休館
料金   : 無料
主催   : 東京建物株式会社
企画監修 : 公益財団法人 彫刻の森芸術文化財団
展示施工 : アリワークス
協賛   : 株式会社山本サンライズ51、株式会社東京カモガシラランド、株式会社S-Works
運営   : 株式会社クオラス
公式サイト: https://www.brillia-art.com/bag/

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