武田科学振興財団、2023年度「武田医学賞」受賞者を決定

公益財団法人 武田科学振興財団は、2023年度「武田医学賞」を下記の2氏に贈呈することを決定しました。

「武田医学賞」とは

「武田医学賞」は、医学界で顕著な業績を挙げ、医学ならびに医療に優れた貢献を果たされた研究者に贈呈されるものです。
1954年に武田薬品工業株式会社の創業170周年記念事業の一つとして設けられ、1963年の当財団設立とともに財団事業として継承し、本年度で67回目を迎えます。
「武田医学賞」の受賞者数は、本年度を含めて139名となります。

贈呈式を2023年11月13日(月)午後6時よりオークラ東京 プレステージタワーにおいて開催し、受賞者には賞状、賞牌、楯ならびに1件につき副賞2,000万円を贈呈します。

2023年度 受賞者

■上田 龍三 博士(うえだ りゅうぞう)
名古屋大学 特任教授(78歳)
受賞テーマ:成人T細胞白血病・リンパ腫に対する抗体医薬開発のトランスレーショナル・リサーチ

■後藤 由季子 博士(ごとう ゆきこ)
東京大学 教授(59歳)
受賞テーマ:細胞運命を制御するシグナル伝達の解明

「武田科学振興財団」とは

科学技術の研究を助成振興し、我が国の科学技術および文化の向上発展に寄与することを目的とし、武田薬品工業株式会社からの寄附を基金として1963年に設立されました。
武田医学賞(褒賞事業)のほか、研究助成、奨学助成(外国人留学助成、医学部博士課程奨学助成、海外研究留学助成)、国際シンポジウムの開催、杏雨書屋(きょうう しょおく、本草医書等の所蔵・管理等)の運営、出版物の刊行を行っています。

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