Eurofins Clinical Testing Services Japan株式会社(以下ユーロフィン)は、PFASの血中濃度分析に関する国内初のサービスとして「PFAS自己採取血液検査受託サービス(研究用)」を開始しました。
イベント概要/商品概要:
・サービス名:PFAS自己採取血液検査受託サービス(研究用)・開始日:2023年11月29日
・対象:企業、事業者、自治体等の団体
・提供内容:指先から自己採取した血液を用いたPFAS濃度測定
・検査項目:16種または45種のPFAS
・採血量:約120μL
・測定機器:最新鋭の高感度LC-MS/MS機器
・関連URL:ユーロフィンPFASページ
PFASとその重要性
PFAS、つまりペルフルオロアルキル物質およびポリフルオロアルキル化合物は、多くの日用品に含まれる有機フッ素化合物です。これらの物質の毒性や環境への影響が国際的に注目されており、規制の動きが進んでいます。PFASは衣類や消火剤、電化製品などに含まれ、その汚染は土壌や水道水にも及びます。日本でも規制と研究が進められており、特に環境省が全国規模での血液中PFAS検査の拡大を発表しています。ユーロフィンのPFAS検査サービスの特徴
ユーロフィンのPFAS検査サービスは、自社開発の自己血採取キットを使用し、米国のユーロフィングループ検査機関での高感度測定を行います。この検査機関は米国最大のPFAS検査機関で、ISO-17025認証を受けています。採取された血液はわずか120μLで、通常の採血との相関性も確認されています(r>0.95, p<0.05)。提供される検査オプションには16項目のスタンダード検査と、より詳細な45項目のプレミアム検査があります。ユーロフィンによるこのPFAS自己採取血液検査受託サービスは、国内で初めての取り組みとして注目されています。PFASに関する検査需要が高まる中、同社のサービスは、企業や自治体がPFASへの曝露をより詳細に把握する手段を提供します。
関連リンク:
・Eurofins Clinical Testing Services Japan株式会社ホームページ:https://www.eurofins.co.jp/clinical-testing/