革新的な迷光対策技術、オキツモ株式会社が『T-BLACK 赤外線シリーズ』を発売

オキツモ株式会社は、センシング精度向上に不可欠な迷光対策を実現する「機能性低反射塗料 T-BLACK 赤外線シリーズ」を2024年2月16日に発売します。

商品概要

  • 商品名: 機能性低反射塗料 T-BLACK 赤外線シリーズ
  • 発売日: 2024年2月16日(金)
  • 品番: TBL-1100、TBL-1400
  • 容量: 4kg、16kg
  • カラー: ツヤ消し 黒
  • URL: https://www.okitsumo.co.jp/product/t-black/

迷光対策の革新

ADAS/自動運転、工場や物流の自動化、生体認証、サーモグラフィーなど、光学製品が大きな変革期を迎えています。これらの分野で求められる高精度化の実現には、迷光対策が不可欠です。オキツモ株式会社は、約40年にわたる赤外線を利用した機能性塗料の開発ノウハウを活かし、この課題に応えるT-BLACKを開発しました。

T-BLACKは、可視光から赤外線域すべての波長帯において、低反射性(反射率3.2%以下)に優れています。これにより、一つの塗料で可視光と赤外光の両方の迷光対策が可能となり、センシング製品の量産性とコストメリットが向上します。

産業への応用と市場の可能性

T-BLACKは塗料形式であるため、カメラやセンサーなど複雑・立体形状の部品にも簡単に塗装可能です。これにより、シートやフィルムを使用した従来の迷光対策に比べ、量産性が高まります。
通常の低反射塗料では接触や摺動による表面構造の破壊が課題でしたが、T-BLACKは強固な膜を形成し、これらの課題を克服。工業製品への適用が可能となり、市場のニーズに応えます。
オキツモ株式会社による「機能性低反射塗料 T-BLACK 赤外線シリーズ」の発売は、センシング技術における迷光対策の新たな標準を確立します。この革新的な技術は、産業界の高精度化ニーズに応え、さまざまな分野での利用拡大が期待されます。

関連リンク


関連記事