「Bank of Craft」プロジェクトから西陣織柄のNFT商品が登場

株式会社JTBと株式会社ジェーシービーの合弁企業、株式会社J&J事業創造は、伝統工芸と現代技術の融合を目指す「Bank of Craft」プロジェクトの一環として、京都・西陣織柄のリ・デザインNFT商品を2月20日より販売開始しました。この取り組みは、デジタルデータのNFTとしての提供と、購入者に対するテーブルランナー製造権の提供を組み合わせた革新的な商品です。

デジタルとアナログの融合

「Bank of Craft」プロジェクトでは、伝統ある西陣織の柄を現代のデジタル技術でリ・デザインし、NFTとして提供します。これは、伝統工芸の新たな価値創造として、デジタルアートとしてのNFTと実際の西陣織製品というアナログな商品を組み合わせた、新しい形の工芸品です。デザインは、Masahiko Kajima氏による現代的解釈が施され、伝統工芸品の新たな魅力を引き出しています。

コラボレーションの背景

このプロジェクトは、現代のクリエイターが伝統工芸を新たな視点で再解釈することから始まりました。西陣織の職人チーム「N180」との協力のもと、今河織物株式会社の今河宗一郎氏がテーブルランナーを織り上げることで、デジタルデータとしてのリ・デザインと実際の織物製品が融合しました。この取り組みにより、伝統工芸品の新しい可能性が示されています。



「Bank of Craft」プロジェクトによる西陣織柄のリ・デザインNFT商品は、伝統工芸と現代技術の融合による新たな創造物です。限定販売されるこれらの商品は、伝統工芸品の持つ可能性を広げると同時に、新たな収益機会の提案でもあります。伝統と革新が交差するこのプロジェクトは、未来の伝統工芸の形を提示しています。

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