株式会社ナノシード(本社:長野県佐久市)は、「nanoseed α」を用いたスギ花粉アレルゲンの不活性化試験において、顕著な減少効果を確認しました。この技術は、加齢に伴う花粉症対策として注目されています。
試験概要
- 試験期間: 2023年7月13日~2024年2月2日
- 製品名: nanoseed α(ナノシードアルファ)
- 製品URL: https://nanoseed.jp/products/nanoseed-a/
- 試験背景: 日本におけるスギ花粉症の増加に対応するため、効果的なアレルゲン不活性化技術の開発が求められています。
- 試験内容: 1m³のガラスケース内で、スギ花粉を対象に「nanoseed α」の稼働状態と非稼働状態を比較し、主要アレルゲンCry j 1の減少を測定。
試験結果
・結果: 装置稼働により、スギ花粉アレルゲンCry j 1が約80%減少。・効果機序: 「nanoseed α」から放出されるOHラジカルにより、花粉のタンパク質が変性し、アレルゲンが不活化されると推測されます。
ナノシードの装置原理
・技術背景: 宇宙衛星「はやぶさ」のイオンエンジン技術を応用。・機能: 微細な水分子を高速で空間に拡散させ、消費電力が非常に低い。
・原理: 空気を吸引してコロナ放電により活性酸素種を生成し、機能水にぶつけてラジカル連鎖反応を誘導。この反応を含むナノ水粒子のイオン風が、アレルゲン不活性化に寄与します。
株式会社ナノシードの「nanoseed α」は、スギ花粉アレルゲンを効果的に不活性化することを試験で実証しました。この先進的な技術は、花粉症対策に新たな可能性を提供します。