たつみ工業、新工場「木更津プラント」から冷凍冷蔵大型物流倉庫への「初荷」出荷

たつみ工業株式会社は、2024年3月8日に、新設した「木更津プラント」から冷凍冷蔵大型物流倉庫に初の出荷を行いました。この出荷は、千葉県野田市に建設中の大型物流センターの冷凍冷蔵専用エリアに使用される断熱パネル壁として施工されます。

物流倉庫からの引き合い増加

昨年秋ごろから、物流の中継地点に位置する大型物流倉庫からたつみ工業への引き合いが増加。国内の物流関係者間では、冷凍冷蔵倉庫が今後不足するという警戒が広がっています。たつみ工業の新設「木更津プラント」は、大型冷凍冷蔵庫や物流センター、クリーンルーム向けの断熱パネルを製造します。

「木更津プラント」の特徴

  • 面積: 4万3,377平方メートル
  • 生産品: 業務用プレハブ冷蔵庫用パネル、大型冷凍冷蔵庫用パネル
  • 技術: 日本最厚300mmの断熱パネル製造可能、ドイツBASF社製ウレタン使用


冷凍食品市場の成長

共働きや高齢世帯の増加、新型コロナウイルスの感染拡大による外出自粛が影響し、冷凍食品市場は拡大し続け、2022年は過去最高水準に達しました。

物流施設の需要増加

CBREによる「物流施設利用に関するテナント調査2023」では、今後3年間で物流拠点の総面積を拡大する企業が全体の57%に上ることが示されました。

たつみ工業は、首都圏のコンビニエンスストア向けに高いシェアを持つほか、ご遺体安
置用冷蔵庫などの新規事業も展開しています。木更津プラントの稼働により、大型物流倉庫やクリーンルーム向けの断熱パネルの需要に応える体制を整え、今後のさらなるビジネス拡大を目指しています。

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