国立博物館収蔵品貸与促進事業2024年度対象館決定

国立文化財機構 文化財活用センターが実施する「国立博物館収蔵品貸与促進事業」が、2024年度の実施対象館を発表しました。この事業は、東京国立博物館・京都国立博物館・奈良国立博物館・九州国立博物館が収蔵する文化財を全国の美術館・博物館に貸し出し、地域ごとの文化財展示を促進するものです。

2024年度実施対象館と展覧会概要

鹿児島市立美術館(鹿児島県)
  • 展覧会名:「没後100年 黒田清輝とその時代」
  • 会期:2024年7月24日~9月1日
  • 貸与予定件数:43件
岐阜県美術館(岐阜県)
  • 展覧会名:「清流の国ぎふ 文化祭2024 PARALLEL MODE:山本芳翠展」
  • 会期:2024年9月27日~12月8日
  • 貸与予定件数:6件
福井市立郷土歴史博物館(福井県)
  • 展覧会名:「鉄(くろがね)の名工 越前明珍」
  • 会期:2024年10月19日~12月1日
  • 貸与予定件数:6件
豊橋市美術博物館(愛知県)
  • 展覧会名:「銅鐸の国 -伊奈銅鐸出土100年-」
  • 会期:2024年11月30日~2025年2月2日
  • 貸与予定件数:14件
佐野市立吉澤記念美術館(栃木県)
  • 展覧会名:「丸山瓦全と佐野の文化財保護」
  • 会期:2025年1月25日~3月9日
  • 貸与予定件数:9件
茨城県立歴史館(茨城県)
  • 展覧会名:「雪村 -常陸に生まれし遊歴の画僧-」
  • 会期:2025年2月15日~4月6日
  • 貸与予定件数:8件

2025年度事業展開と応募受付

2025年度からは事業名称が「国立文化財機構所蔵品貸与促進事業」に変更され、更なる所蔵品の貸出拡大を目指します。申請受付は2024年4月1日から開始され、全国の美術館・博物館からの応募をお待ちしています。

文化財の地方展開による地域文化の活性化

この事業により、地方の美術館・博物館での特別展開催が促進され、全国の人々が地域ゆかりの文化財に触れる機会が拡大します。文化財の地方展開は、地域の文化的アイデンティティの強化とともに、文化財の普及・啓発にも寄与する重要な取り組みです。



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