松本清張賞受賞作『へぼ侍1』コミカライズ版が発売

株式会社文藝春秋コミック編集部は、坂上泉の原作による松本清張賞受賞作『へぼ侍1』のコミカライズ版を、2024年3月27日に発売します。この作品は、17歳の主人公・志方錬一郎が西南戦争に従軍する様子を描いた歴史小説で、OSK日本歌劇団によって舞台化もされた話題作です。

作品概要

『へぼ侍1』は、大阪生まれの与力の跡取りである志方錬一郎が、明治維新で家が没落した後、薬問屋へ奉公に出た青年の物語です。明治10年、西南戦争が勃発し、政府は壮兵として戦った士族たちを徴募します。経験がないにも関わらず、機略を巡らせ官軍に潜り込んだ錬一郎は、博打好きの大男や京の料理人、賊軍出身の中尉など、一癖も二癖もある落ちこぼれ部隊に配属されます。

コミカライズに寄せて

作画は、『しゃばけ』『地獄堂霊界通信』で知られるみもりさんが担当。明治時代の戦争を題材にした作品は初挑戦で、描き始めたらとても楽しく、一巻があっという間に完成したとのこと。また、本作は翼和希(OSK日本歌劇団)も絶賛しており、その推薦文が帯に掲載されています。

書誌情報

  • 書名:へぼ侍1
  • 定価:792円(税込)
  • 発売日:2024年3月27日
  • 体裁:B6判 並製カバー装
  • 詳細URL:へぼ侍1
本作は、商人の知恵と武士の志を持ち、新時代を生き抜く浪速の男子の姿を描きます。コミカライズ版『へぼ侍1』で、新たなファンを獲得することが期待されています。

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