放置竹林の竹を有効活用した竹の紙のうちわが海外から高評価! インバウンド人気で販売数5倍、世界に広がる日本のエコな涼み方

株式会社竹市場(所在地:愛知県名古屋市、代表取締役:岩本 俊幸)は、放置竹林の竹を有効活用した竹の紙で作った「たけのかみ貼り竹うちわ」が猛暑に電気を使わないエコな暑さ対策になると海外から問い合わせが増加しています。国内の観光地でもインバウンドから人気で、昨年夏の販売開始から5倍の販売数となっています。この度インバウンドからの需要増加に伴い、販売店・代理店を募集し販路を拡大します。

世界的な猛暑、個人でできるエコな暑さ対策

フランスは湿度が低いため夏でも過ごしやすいとされてきましたが、近年の夏は2週間ほど40度を超える熱波が到来するなど暑さが厳しくなっています。今年の夏も前例のない暑さが襲う可能性が高いとの予報も出ています。

そんなフランスでは環境問題への意識が非常に高く、温室効果ガスの排出を削減するため冷房を設置していない建物が多くあります。冷房の代わりに床冷却を導入するなど環境に負荷がかからない暑さ対策を行っています。暑い時に個人ができる対策として、家のシャッターを閉めたり分厚いカーテンで日光を遮断したりして家の中の温度を上げないように工夫しています。また、これまで一般的ではなかったうちわが使われるようになりました。

竹の紙で作られたうちわがパリで注目

竹の専門商社である当社では最近「たけのかみ貼り竹うちわ」がパリで注目されはじめ、問い合わせが相次いでいます。パリで行われた世界的レセプション参加者へのお土産として注文依頼があり配布されました。またパリの雑貨店で販売したいという問い合わせも増えています。その結果、販売数は前年夏比5倍となりました。数多くの日本らしい商品の中から竹のうちわが選ばれた理由は暑さ対策グッズであることのほかに、プラスチックを使用せずうちわの全てが竹で作られているからです。

実はこのうちわは竹で作られた骨組みに貼られた紙も竹から作られています。放置された竹林の竹を特殊な技術で紙に加工して利用することで、竹林の保全に役立っています。竹は繁殖力が高いため、人が伐採して整備しなければ里山を侵食するなど、日本では厄介者として軽くみられがちです。それに対して海外の方からは竹は美しく再生産性のある価値ある植物と評価されています。竹の紙でできたうちわは処分されるはずの竹をアップサイクルし、電気を使わない究極のエコ商品であることから環境に優しいと海外では一目置かれています。

海外では賞賛される竹の価値

たけのかみ貼り竹うちわを手にした海外の方からは「竹から紙が作られるなんて素晴らしい。扇子より風量があるので涼しく感じます」「日本らしい絵柄が素敵なので飾っておきたいけど、夏の猛暑を乗り切るため活用します」という声をいただいています。

代表の声「フランス人は日本の文化に非常に興味をもっています。竹に対しても循環型の自然素材として高く評価してくれています。日本古来から生活の一部として重宝されてきた竹が海外で必要とされており、日本人として誇らしいです。うちわは日本では夏の必需品ですが、海外ではあまり知られていないので使ってみてほしいです。そして日本の竹文化を感じながら竹からできたうちわでエコに涼んでいただければと思います」

たけのかみ貼り竹うちわ 商品概要

シリーズ名:和柄シリーズ
価格:1,210円(税込)/本
素材:竹、たけのかみ
絵柄:全8種
生産地:日本
サイズ:365×230mm
販売場所:岐阜県関刃物ミュージアム、ハンズ名古屋店、名古屋市大須商店街ほか

関連リンク

- たけのかみ貼り竹うちわ 卸用販売: https://www.take-uchiwa.com/products/takenokami.html
- たけのかみ貼り竹うちわ 販売店募集: https://www.take-uchiwa.com/contact/

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