アロマビットが高集積・高解像度のe-Nose型ニオイ可視化センサーチップの試作品を製造成功

ニオイの可視化技術を開発するアロマビットが、世界最小で、高集積、高解像度を誇るe-Nose型の「CMOS半導体ニオイ可視化センサーチップ」の試作品の製造に成功しました。

概要

e-Nose型ニオイ可視化センサーチップ
詳細:小型のニオイセンサーを使用した新型サービス。1.2mmx1.2mmのセンサー素子エリアで100膜のニオイ感応膜を形成する技術を確立した。
詳細URL:http://www.aromabit.com

ニオイのデジタル化を実現

e-Nose型ニオイセンサーは、多数のセンサー素子上に異なる化学親和性を有するニオイ吸着膜を多数実装することで、人間の鼻がニオイを判別するのと同じ原理でニオイをデジタルパターン化します。今回の製造成功により、これまで可能だったニオイ物質全体の量の測定だけでなく、ニオイ自体の相違を判断することも可能となりました。

高解像度と高集積性を実現

今回の「CMOS半導体ニオイ可視化センサーチップ」は、わずか1.2mmx1.2mmのセンサー素子エリアにドライバー回路及びA/Dコンバーター回路を実装し、100膜のニオイ感応膜を形成することに成功しました。これにより、e-Nose型ニオイセンサーとしては現時点で世界最小のサイズでありながら、世界最高の高密度のセンサー素子アレイを実現しました。

まとめ:低コストでの大量生産に期待

これらの技術開発により、ニオイ可視化技術はさらに進化し、新たな市場の開拓が期待されます。新規に設計・試作されたCMOS半導体型ニオイ可視化センサーチップは、その小型サイズにより各種機器への搭載が容易となり、低コストでの大量生産が期待されます。
詳細URL: http://www.aromabit.com
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