RQ旅館再生ファンドの三次募集完了–極楽湯ホールディングス参画が新たなシナジーを生む

RQ旅館再生ファンド投資事業有限責任組合が、湯河原温泉白雲荘を含む三次募集を完成、ファンド規模が30億円に拡大しました。

詳細なファンド情報

名称:RQ旅館再生ファンド投資事業有限責任組合
ファンド総額:30億円(最大50億円)
無限責任組合員:株式会社リアルクオリティ
有限責任組合員:独立行政法人中小企業基盤整備機構、地域金融機関、事業会社
設立日:2023年6月30日
投資対象:旅館・ホテル等の宿泊業を営む中小企業

リアルクオリティの会社概要と実績

リアルクオリティは、2006年設立以来、再生コンサル、事業DD、市場調査の実績が累計1,000件を超える実力を持ち合わせています。企業名「リアルクオリティ」の通り、旅館に関する業界での「真の品質」を追求し、3軒の自社旅館経営と湯河原温泉の2軒の旅館運営受託といった実績をより活かして、宿泊業全体の持続的成長を目指しています。

白雲荘三次募集と今後の展望

今回の三次募集により、リアルクオリティが運営するRQ旅館再生ファンドは、株式会社極楽湯ホールディングスの参画によりファンド規模が30億円に至りました。極楽湯ホールディングスは全国の温浴施設開発・運営を手掛けており、そのマーケティング知見や施設面へのノウハウを投資先旅館へ戦略的に連携して活かしていく計画です。旅館再生支援とそのハンズオン経験を最大限に活かしつつ、次世代の後継者育成も視野に入れています。今後も地域金融機関や事業会社等を出資者として迎え入れ、ファンド規模を50億円に拡大することを目標としています。

まとめ

RQ旅館再生ファンドの三次募集が完了したことで、新たに凡そ30億円の規模を持つ旅館再生ファンドが生まれました。この背後にはリアルクオリティの豊富な経験と、極楽湯ホールディングスの知見が横たわります。設立によって湯河原温泉「白雲荘」を含む和風旅館が再生し、新たな成長を遂げる期待が寄せられます。そして、このファンドが「総額50億規模」へと拡大を見込んでいることから、その取り組みは寝る間も惜しんで進展することが予想されます。

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