大東市の休日部活動地域移行プロジェクトが新たな試みを加速

大東市が、公立中学校の休日部活動地域移行の取り組みの2年目を迎え、流れに変化が見えてきました。

プロジェクトの進化

大東市は初年度に、剣道部とメディア部の活動から地域移行プロジェクトをスタートしました。そして今年度、2年目に突入した今、新たに水泳部・Cool Japan Clubおよびのざきバスケットボールスクールの活動が追加されました。その結果、部員数は7月末時点で114人にまで増加し、部活動への参加者が着実に増えていることが伺えます。

大阪府内唯一のメディア部

特に注目すべきは、大阪府内唯一のメディア部の活動です。地味な活動かもしれませんが、実はこの部で、地元・大東市でタウン誌の作成・発行やインターネットラジオの放送を行う「DAITOTIME編集部」を訪問し、食レポ動画の作成やインターネット番組への出演を予定するなど、地域移行のメリットを最大限に活かした取り組みが行われています。

地域移行プロジェクトの卓越した成果

部活動の地域移行という新しい取り組みは、全国的な課題への対応策となりつつあります。特に、大東市においては、地域で持続可能な環境を整備し、子どもたちの体験機会を確保するとともに、これまでの部活動では実現しなかった新たな試みを積極的に取り入れています。個々の活動が市内1カ所で行われることにより、各種メディアや高校・大学との連携も強化でき、一部の活動では実現困難だった「実践に特化した充実した活動メニュー」を提供することが可能となりました。

デジタルアクセス可能な活動

また、メディア部の活動を例に取ると、デジタルネイティブ世代が、新たなニーズに応える新たな取り組みを可能としています。動画撮影や登録機器の操作から声優志望者の育成まで、大東市は、他のところでは見られないユニークな活動を実現しています。

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