地震・台風被害に全力対応!全日本瓦工事業連盟と加盟事業所が屋根修復工事に着手

全日本瓦工事業連盟及び加盟組合が、2024年8月に発生した地震と台風10号の影響で被災した家屋の屋根修復工事に総力をあげて取り組みます。

概要

連盟名:全日本瓦工事業連盟
活動内容:全国の被災地で屋根修復工事を実施
所在地:東京都千代田区神田三崎町3-6-4
理事長:神谷 泰光

被災地での活動と課題

全日本瓦工事業連盟と組合加盟事業所は、地震と台風10号の影響で被災した家屋の屋根修復に全力で取り組んでいます。しかし、瓦施工者の若年層の減少と高齢化により事業所数も減少し、人手不足が深刻化しているため、ご依頼をいただいたお宅から順番に修理を進めているものの、お待たせする状況が続いています。
また、被災者の方々が早く屋根の修理をしたいという切実な願いに乗じて、不適切な施工や高額な請求を行う悪質業者が増えています。これに対し連盟では、屋根瓦の訪問勧誘には十分な注意を呼びかけています。

瓦屋根の安全性と法制化

全日本瓦工事業連盟は、瓦工事に関する「瓦屋根標準設計・施工ガイドライン」を制定し、地震や風で瓦が落ちないように全数留め付ける工法を推奨しています。これにより、ひとえに法制化されました。実際、瓦ガイドライン工法で施工された家屋では、各種大震災や大型台風でも瓦が落ちていないという調査結果があります。報道によると一部で瓦屋根の家屋だけが被災していると誤認されがちですが、被災しているのは、建物の躯体が脆弱な家であって、決して瓦屋根だけではありません。

まとめ

全日本瓦工事業連盟及び加盟組合は、地震と台風の被害に対し、屋根修復に全力で取り組んでいます。しかし、人手不足や悪質業者の問題があるため、修理には時間がかかる状況です。そんな中でも、連盟自主基準として制定した「瓦屋根標準設計・施工ガイドライン」が法制化され、倒壊や飛散を防ぐ家屋の安全性向上に努めています。

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