日本の高校生チーム「Sakura Particles」がCERNで素粒子実験を実施

Sakura Particlesが、2024年9月にスイス・ジュネーブのCERNで素粒子実験を行いました。

イベント概要

イベント名:Beamline for Schools 2024
主催者:CERN
開催期間:2024年9月11日から9月25日
場所:スイス・ジュネーブ、CERN
参加チーム:日本のSakura Particlesを含む3チーム

実験の背景と目的

Sakura Particlesは、Beamline for Schools コンテストで最優秀賞を受賞し、この賞によってCERNでの実験が実現しました。このプログラムは、世界の高校生に大型加速器を使用した素粒子実験の機会を提供するものです。

チーム構成と事前準備

チームは5名の高校生で構成され、各メンバーは宇宙線探索や放射線の可視化など、異なる分野での研究経験を持っています。長期にわたる準備と提案書の作成を経て、CERNでの実験に臨みました。

実験内容と成果

チームは自作した二次元宇宙線イメージング検出器の性能を現地で試験しました。この検出器は、ミュオンビームを使用してそのイメージング性能を検証し、想定通りの結果を得られることを確認しました。成果は日本帰国後もさらなる解析が続けられます。

今後の展望

今後、Sakura Particlesは得られたデータをもとにさらなる研究を進め、その成果を国内外の学会で発表する予定です。この経験が彼らの科学者としてのキャリアに大きく寄与することが期待されます。

関連リンク:
加速キッチン探究事例「二次元検出器の開発とCERN(スイス)でのビーム実験」 https://accel-kitchen.com/sakura-particles/
Beamline for Schools https://beamlineforschools.cern/

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