宇宙ベンチャー cosmobloomが革新的技術を持って挑む、宇宙太陽光発電の未来

株式会社cosmobloomが、独自の技術で宇宙太陽光発電事業に挑戦し、その取り組みが東京都企業立地相談センターホームページに公開されました。

企業概要

会社名: 株式会社cosmobloom
所在地: 東京都大田区南六郷3丁目10番16号 六郷BASE 229
代表者: 代表取締役CEO 福永 桃子
設立: 2023(令和5年)4月
事業内容: 膜面アンテナおよびデオービット装置の設計開発販売事業、宇宙柔軟構造物の解析・設計支援事業、宇宙柔軟構造物のコンサルティング事業、宇宙産業技術者育成事業
ホームページ: https://cosmo-bloom.com/
情報配信元:東京都企業立地相談センターホームページ: https://ilsc.tokyo/

宇宙ベンチャーの挑戦

株式会社cosmobloomは、宇宙太陽光発電のための独特な技術で知られる我が国を代表する宇宙ベンチャーの一つです。同社は膜やフィルム、ケーブル、メッシュの布のような柔軟構造物(ゴッサマー構造)の解析・設計・開発を行っています。その鍵となる技術は、宮崎 康行氏が開発した数値解析のシミュレーションツール「NEDA」で、これは世界初の惑星間航行に成功したIKAROSの開発に活用されました。

宇宙開発の課題と対策

宇宙開発が進む一方で、宇宙ゴミの問題が浮上しています。宇宙で使われた衛星やロケットがゴミとして残り、それが新たな衛星やロケットの安全な運用にリスクをもたらしています。cosmobloomはこの問題を解決するための「デオービット装置」を開発し、利用終了した人工衛星を大気圏に突入させて燃やすことでゴミをなくすための手段を提供しています。

宇宙太陽光発電への挑戦

さらに、cosmobloomは宇宙太陽光発電システム(SSPS)の実現に向けた技術も開発しています。これは宇宙で太陽光を発電し、それをマイクロ波やレーザーで地上に送り込む仕組みです。一つの原発が発電する電力を宇宙で発電するためには約2.5km x 2.5kmの巨大な平面が必要とされています。cosmobloomが開発中の小型衛星に搭載可能な膜面アンテナは、この起業に必要な基礎技術を提供します。

経営の基盤:大田区立地の魅力

東京都大田区に拠点を構えるcosmobloomは、同区の創業支援施設「六郷BASE」の低い家賃、試作室の設備、コミュニティマネージャーによる定期面談や金属加工の工場とのネットワークなどの利点を活用しています。また、東京都中小企業振興公社のビジネスサポートも有効に利用しています。

まとめ

株式会社cosmobloomは、独自の技術と東京都大田区の支援を活用して、宇宙太陽光発電事業に挑んでいます。その事業展開と未来への取り組みは、東京都企業立地相談センターホームページにて公開されています。

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