スポーツ観戦の頻度が健康状態や生活習慣に与える影響についての世界初の研究

明治安田ライフスタイル研究が、スポーツ観戦の頻度と様々な健康状態や生活習慣との長期的な関連性について世界初の研究を行い、その結果を予防医学分野の学術誌「Preventive Medicine」に早期公開しました。

研究概要

主体:明治安田ライフスタイル研究
研究結果:スポーツ観戦の頻度が多い人ほど、1年後のメンタルヘルスや生活習慣が良好であることがわかりました。
詳細URL:https://doi.org/10.1016/j.ypmed.2024.108154

主な成果

本研究では、スポーツ観戦の頻度と20項目もの健康状態や生活習慣との縦断的な関連を検討しました。その結果、現地観戦でもメディアでの観戦でも、スポーツを観ることで良好なメンタルヘルスや生活習慣が得られる可能性が示されました。一方で、メディアでの観戦には肥満や生活習慣病のリスクが潜んでいる可能性も示唆されました。

著者からのコメント

「スポーツを観て心が動かされたり、爽快感を味わったりすることが、メンタルヘルスに好影響を与える可能性が見出されました。さらに、スポーツ観戦が『自分も身体を動かそう』などという動機付けにつながり、健康への意識が高まった結果、生活習慣が整った可能性も推察されます。一方、メディアでのスポーツ観戦頻度が多い人の健康リスクが見出された点については、座ったままで飲食をしながらのスポーツ観戦、いわゆる『カウチポテト』の影響もあるかもしれません。」とコメントしています。

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