リスクモンスターチャイナが、中国の日系ITサービス業についての市場動向調査報告書「中国における日系ITサービス業の市場動向」を発表しました。
調査の概要
リスクモンスターチャイナは、中華圏における日系企業の商業情報を独自のデータベースに基づいて調査・分析し、その結果を「利墨リスモン調べ」として発表しています。今回の調査では、2023年3月時点の中国全土の法人登記情報から、日本企業出資の中国企業及びグループ企業27,968社のうち、情報輸送・ソフトウェア・情報技術サービス業に分類される898社を対象に調査を行いました。詳細URL: https://www2.rismon.com.cn/report2411_j/?utm_source=rm&utm_medium=press&utm_campaign=241126
調査の主な結果
調査結果から、以下の主なトレンドが明らかになりました。まず、親会社ごとの企業数をもとにしたランキングでは、「日産自動車」「NTTデータ」「セコム」の3社が同率1位となり、「ソフトウェア開発」が最多となる業種であることが示されました。また、「上海」(社数 251社、29.8%)が最も企業数が集中している地域であることが明らかとなりました。企業数の推移からは、中国に進出した日系ITサービス業の企業数が1984年から一貫して増加傾向にあり、特に2000年以降急増していることがわかりました。市場の課題と戦略
中国のIT産業は急速な発展を遂げており、競争力の高い企業が次々と台頭しています。この競争環境の中で、日系ITサービス業は中国市場の成長スピードに柔軟に対応し持続的な競争力を確保することが重要です。一方で、中国経済の成長に伴い人件費が上昇しているため、従来の低コスト開発の優位性は薄れつつあります。そのなかで、日系ITサービス業は中国の優秀なIT人材を活用し、新しい戦略で中国市場に適したサービスを提供することが求められています。リスクモンスターチャイナおよびリスクモンスターについて
リスクモンスターチャイナは、日系企業向けに与信管理サービスを中心とした経営支援サービスを提供する一方で、日中両言語のクラウド型グループウェアや社員教育のeラーニングも展開しています。その親会社であるリスクモンスターは、法人会員向けビジネスを要として、教育関連事業やビジネスポータル事業、BPOサービス事業、海外事業にサービス分野を拡大しています。リスクモンスターチャイナのホームページ: https://www2.rismon.com.cn/jp?utm_source=rm&utm_medium=press&utm_campaign=241126
リスクモンスターのホームページ: https://www.riskmonster.co.jp/?utm_source=rm&utm_medium=press&utm_campaign=241126