大里研究所共同研究:抗酸化食品「FPP」が抗炎症・免疫調整作用を通じてNrf2活性化に対する効果を示唆

大里研究所は、FPP(パパイヤ発酵食品)がNrf2転写因子の活性化の可能性を示した論文を発表しました。

概要

情報元:大里研究所
共同研究:ReGenera R&D International for Aging Intervention
対象:FPP(パパイヤ発酵食品)
目的:中高齢者におけるNrf2転写因子の活性化効果の探求
研究内容:中高齢者に対する6ヶ月間のFPPとビタミンEによる比較研究
結果:FPPの摂取である遺伝子の発現が増加し、慢性炎症や加齢関連疾患の予防および進行抑制に対する食品の可能性が示されました。
論文掲載誌:Functional Food Science (2024年11月)

Nrf2とパパイヤ発酵食品FPP

この共同研究では、FPPとビタミンEの効果を比較解析し、FPPでのみNrf2活性に関連する遺伝子の発現が増加することが明らかとなりました。Nrf2は、酸化ストレスや炎症を抑え、アルツハイマー病や生活習慣病の予防、改善に繋がるとされる転写因子です。パパイヤ発酵食品「FPP」によるNrf2活性化は、これらの疾患に対する予防・改善に対する新たな可能性が示唆されました。

高齢者に対するFPPの影響

最も高齢な被験者群でも、FPPと定期的な運動を組み合わせることでNrf2活性に関連する遺伝子発現の改善効果が確認されました。これからの超高齢社会における健康寿命延伸や医療費削減に対する一助となる可能性があります。

まとめ

本研究はFPPがどのようにして抗酸化・抗炎症・免疫調整作用を持つのかという疑問に対する一つの答えとなる新たな知見を示しました。FPPの摂取により、ミトコンドリア活性促進や炎症性サイトカインの抑制などNrf2活性化による複合的な効果が期待できるとされています。大里研究所は引き続き、この道をさらに探求するための研究を行っていくとのことです。

関連リンク

詳細リンク:https://www.ori-japan.com/research/

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