令和6年台風第10号による損害保険支払状況の報告 - 日本損害保険協会

一般社団法人 日本損害保険協会が、令和6年台風第10号による災害に係る各種損害保険の支払件数と支払保険金等を公表しました。

概要

発生事件: 令和6年台風第10号(2024年8月28日~9月1日)
報告日: 2024年11月29日
詳細情報: 一般社団法人 日本損害保険協会および外国損害保険協会会員会社等の合計値
合計事故受付件数: 89,639件
合計支払件数: 77,018件
合計支払保険金: 50,861,339千円

※「事故受付件数」は、事故調査の依頼や保険補償内容に関する相談・問い合わせも含みます。
※「支払件数」・「支払保険金」は見込みを含む数値で、実績値とは異なります。

支払保険金の詳細

各種保険別の支払状況は次の通りです。
車両保険: 事故受付件数 8,013件、支払件数 6,541件、支払保険金 4,881,811千円
火災保険: 事故受付件数 78,142件、支払件数 67,386件、支払保険金 43,802,784千円
新種保険(傷害保険含む): 事故受付件数 3,484件、支払件数 3,091件、支払保険金 2,176,744千円

複数の企業でのトラブル増加への警告

災害後、「保険金請求を代行する」「保険金請求をサポートする」「保険で直せる」といった勧誘する業者とのトラブルが増加しています。また、保険会社を装った詐欺まがいの勧誘も見られるようになりました。具体的には、保険会社の関係者を偽称し、「調査費用がかかるが保険金が確実に支払われる」と言い、実際に訪問して調査費用を要求するようなケースがあります。保険会社では、顧客に調査費用を請求することはありません。このような勧誘に対し、すぐに契約を結ぶのではなく、ご加入先の損害保険会社または代理店にご相談いただくことを強く推奨します。

まとめ

令和6年台風第10号による災害への対応として、日本損害保険協会は各保険会社の支払件数と支払保険金等の集計を公表しました。皆様も、災害後の不審な勧誘には十分注意し、必要に応じて保険会社や代理店に相談することをおすすめします。

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