国内初症例、千葉西総合病院が最新型ロボット「ダビンチ5」を活用した心臓手術の実施に成功

最新鋭の手術支援ロボット「ダビンチ5」が、身体的負担を大幅に軽減し、早期回復に貢献

手術支援ロボット「ダビンチ5」の導入

このたび千葉西総合病院は、最新手術支援ロボット「ダビンチ5」を心臓手術に初めて導入し、成功を収めました。ダビンチ5は、最新世代の手術支援ロボットで、高精細で拡大表示も可能な3Dハイビジョン画像と、手ブレの排除、広い可動域を持つ鉗子、力覚フィードバック機能を備えています。「ダビンチ5」の導入により、医師はより安全かつ精密な心臓手術を実現でき、患者の負担を軽減できると期待されています。

手術実施とその成功

同病院の心臓血管外科チームは、心臓血管外科主任部長の中村喜次医師の執刀のもと、50代の男性患者を対象にダビンチ5を用いた僧帽弁形成術を、また70代の男性患者に対しては大動脈弁置換術を実施し、いずれの手術も成功したと述べています。

今後の展望

今回の成功を受けて、千葉西総合病院では心臓血管外科領域での「ダビンチ5」の活用を更に拡大していく計画です。最先端の医療技術を通じて地域医療に貢献し、患者さんの生活の質(QOL)向上を目指す同病院の取り組みは、今後も注目されます。

千葉西総合病院について

千葉西総合病院は、千葉県松戸市金ケ作に位置し、救急医療から先進医療までを担う全33診療科を備える地域の中核病院です。心臓血管外科分野では、年間の開胸手術が700件を超えるハイボリュームセンターとして、またロボット心臓手術の延べ件数は900件を超えるなど、国内屈指の治療施設として知られています。

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