「新型コロナウイルス実態調査レポート」公表:生活習慣病や歩行習慣などが重症化リスクに影響

「新型コロナウイルス実態調査レポート」が、JMDCと住友生命から発表されました。

概要

調査名: 新型コロナウイルス実態調査レポート
実施者: JMDC、住友生命
内容: 新型コロナウイルスの発症および重症化予防・治療実態に関する調査
対象:約1,000万人の医療ビッグデータ
レポートURL: https://www.jmdc.co.jp/terms/covid19_report_202508.pdf

新型コロナの実態と治療へのアプローチ

新型コロナの発症および重症化予防・治療実態について分析した本レポートは、リスク因子として生活習慣病や歩行、睡眠などの生活習慣を取り上げています。また、新型コロナの重症度を診断、投薬、入院、ICU(集中治療室)入院の4段階で定義している点、家族人数別の家庭内感染率解析、インフルエンザとの比較による新型コロナの治療実態の明示などが特徴的です。

生活習慣・病状と新型コロナの関連性

調査結果の一部として、生活習慣病や歩行習慣、睡眠休養感の有無が新型コロナのリスクに影響を与えることが明らかとなりました。具体的には、降圧薬や糖尿病治療薬の使用者、歩行習慣や睡眠休養感の無い人々は新型コロナの重症化リスクが高まる傾向にあるとの結果が得られました。

家庭内感染の分析

家庭内感染率は、家族人数が増えるにつれて増加する傾向にあり、免疫力が低い家族がいる場合、その影響が深刻化する可能性があることも指摘しています。

まとめ

新型コロナウイルスの発症および重症化予防・治療実態について詳細に分析した本レポートは、大定数のビッグデータに基づいて生活習慣病や生活習慣、家庭内の状況などが新型コロナにどのように影響しているかを明らかにしています。これらの見識は、新型コロナウイルスへのより良い対応や感染症対策の改善に寄与するものと期待されます。

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