「神VS人類」という壮大なテーマを掲げ、世界中で人気を博すアニメ『終末のワルキューレ』。その初の展覧会が、2025年10月4日から東京スカイツリータウン・ソラマチ内の郵政博物館で開催されます。今回の展示は、ただのアニメ展にとどまらず、切手という意外な“窓”から神々や歴史上の偉人たちの姿をひも解く、知的好奇心を刺激する内容です。私自身、「なぜ切手?」と最初は首をかしげましたが、その理由を知れば知るほど、作品世界の奥深さと歴史の重なりに引き込まれました。あなたも“ワルキューレ”の世界に、ちょっと違った角度から飛び込んでみませんか?
作品の世界観と展覧会の新しさ
『終末のワルキューレ』は、神々と人類の代表が一対一で闘う「ラグナロク」を描いたバトルアクション。原作コミックスは累計1,800万部を突破し、アニメもNetflixで世界的ヒットを記録しています。今回の展覧会は、そんな“神話級”の人気作と郵政博物館がコラボした初の試み。**「切手で神々や偉人の姿をたどる」**という切り口は、アニメファンはもちろん、歴史好きや美術好きにも刺さるはずです。私が注目したのは、切手という小さなアートピースが、作品のキャラクターや神話・歴史のイメージをどう広げてくれるのかという点。たとえば、ゼウスやアダム、始皇帝といったキャラクターのモデルとなった人物や神々が、世界各国の切手でどのように描かれてきたのか――。その“図像の旅”を体験できるのは、郵政博物館ならではの醍醐味です。
展示構成――3つの章で深まる“ワルキューレ”体験
展覧会は3つの章で構成されています。第1章「ようこそ~『終末のワルキューレ』の世界へ~」
ここではアニメのストーリーや登場人物を振り返りつつ、特設映像コーナーで作品世界に没入。アニメ第1期・第2期の対戦履歴や、12月配信予定の第3期の見どころも紹介されます。
第2章「ラグナロク~闘技場のメッセージ~」
魂を揺さぶる名言や、原画・設定資料などのアニメ制作資料が並びます。さらに、切手貼り絵で表現されたハデスや始皇帝など、郵政博物館ならではのコラボアートも必見。「キャラクターの名言が、切手のように心に刻まれる」――そんな体験ができそうです。
第3章「郵政博物館コラボ展示」
世界各国の切手で表現された神々や偉人たちを紹介。19世紀末の世界図や、電信・郵便といった当時のインフラにまつわる資料も展示され、**「歴史の中のヒーローたち」**を多角的に楽しめます。たとえば、ジャック・ザ・リッパーや沖田総司といったキャラクターの背景を、切手や資料から読み解くのは、まるで“歴史探偵”になった気分。
展覧会ならではの楽しみ方
オリジナルグッズ販売特別描き下ろしイラストを使ったグッズがミュージアムショップで販売予定。詳細は後日公式サイトで発表されるとのことなので、ファンは要チェックです。
記念小型印押印サービス
「始皇帝」と「ハデス」の記念小型印が、会期中2回限定で押印できます。切手好きにはたまらない体験ですね。
オリジナルスタンプラリー
東京ソラマチと郵政博物館内を巡るスタンプラリーも実施。本展限定のポストカードが完成するので、家族や友人と一緒に楽しめそうです。
価格とコスパの考察
入館料は大人300円、小・中・高校生150円、未就学児は無料。この価格で、アニメ・歴史・美術の3つの視点から作品世界を体験できるのは、かなりお得だと感じます。特に、原画や設定資料、切手コレクションまで見られる展覧会は珍しく、コストパフォーマンスは抜群です。実用的なアドバイス
アクセス会場は東京スカイツリータウン・ソラマチ9階。観光やショッピングの合間に立ち寄れる立地です。
郵政博物館公式サイトで最新情報や混雑状況もチェックできます。
開催期間・休館日
2025年10月4日(土)~12月14日(日)。月曜休館(祝日の場合は翌火曜休館)なので、週末や祝日を狙うのがおすすめ。
混雑対策
アニメ第3期の配信直前やグッズ発売日などは混雑が予想されます。平日や午前中の来館が狙い目です。
まとめ――“神話”と“歴史”の交差点で、新しい発見を
『終末のワルキューレ』の世界を、切手や歴史資料という新たな視点で深掘りする今回の展覧会。アニメファンはもちろん、歴史や美術に興味がある方にもおすすめです。「神話と現実」「アニメと歴史」――その交差点で、あなたはどんな発見をするでしょうか?
ぜひ、郵政博物館で“ワルキューレ”の世界に飛び込んでみてください。
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(C)アジチカ・梅村真也・フクイタクミ/コアミックス、終末のワルキューレIII製作委員会
郵政博物館収蔵