五感で味わう“ライブ感”と、素材を極める火入れの妙。 2025年9月8日、福岡・天神に新たな食の舞台が登場します。その名も『いけすと炭と薪焼と 博多 とりとりと』。 私がこの店に注目したのは、ただ料理を食べるだけでなく、「目の前で調理される臨場感」までごちそうにしてしまう、そのコンセプト。 “火”と“水”をテーマにした空間で、あなたも一皿ごとに物語を感じてみませんか?
炭と薪、二つの炎が素材を輝かせる
まずお伝えしたいのは、炭火と薪焼きの“二刀流”。炭火には、福岡・筑前産の備長炭を使用。これがまた、表面を一気にパリッと焼き上げ、中はふっくらジューシーに仕上げる力強さ。
例えば看板メニューの「骨つきひね鶏モモ焼き」。炭の香りが立ちのぼり、噛むほどに鶏の旨味が広がる…まさに“火の魔法”です。
一方、薪焼きにはナラ薪。
遠赤外線と対流熱で野菜の芯までじんわり火を通し、みずみずしさと甘みを引き出します。
「薪焼き 朝獲れ伊都野菜の盛り合わせ」は、朝採れの新鮮な野菜が主役。シンプルなのに、素材の底力を感じさせてくれる一皿です。
いけすの魚は“水”のライブ感
店内にはいけすが設置され、鮮魚はその場でさばいて提供。「玄界天然鮮魚の直前・炭タタキ」は、朝仕入れた魚を直前に炭で炙り、香ばしさとレアな食感を同時に楽しめます。
“火”と“水”、両方のライブ感を味わえるのは、まさにこの店ならでは。
料理の一例
骨つきひね鶏モモ焼き炭火の香りと、ひね鶏ならではのコク。ブランド鶏が日替わりで登場するので、何度訪れても新しい発見があります。
黒かしわ土鍋
炭で真っ黒に焼いた地鶏を、炊き立ての土鍋ご飯に。卓上で炭香をまとわせる演出は、まるで“香りのショータイム”。
飲める濃厚卵プリン
佐賀・鹿島の平飼い卵を使ったデザート。味噌のアクセントが効いていて、甘さと旨みのバランスが絶妙です。
九州地鶏の焼きすき鍋(要予約)
割下に鶏油を加え、炙った地鶏と九州野菜を卵でとじる贅沢な鍋。前日までの予約制なので、特別な夜にぜひ。
空間も“ライブ”と“くつろぎ”の二面性
1階は焼き台を囲むカウンターが主役。炎の音、香り、焼き上がる様子を間近で楽しめるので、まるで“火入れショー”を肴に一杯、という贅沢な体験ができます。
おひとり様も大歓迎とのこと。
2階は個室中心の落ち着いた空間。
2~8名の小個室から大人数向けまで対応し、接待や家族の集まりにもぴったりです。
量やテンポの調整も柔軟に対応してくれるそうなので、ゆっくり語り合いたい夜にもおすすめ。
どんなシーンにもフィット
仕事帰りの一杯やサクッと利用
カウンターでライブ感を楽しみながら、焼き立てをその場で。会食や接待、家族の集まり
個室でゆったり、焼き上がりのタイミングに合わせてできたてを。
観光や出張の夜
博多名物の胡麻サバや刺身、鶏料理を一度に味わえるのはここだけ。
ランチタイムも充実
親子丼や週替わり定食など、短時間でしっかり満足できるメニュー展開。
店舗情報
- オープン日:2025年9月8日(月)
- 場所:福岡市中央区天神1丁目13-19 天神MARUビル1階(駅近でアクセス良好)
- 電話:092-401-3973
- 営業時間:ランチ 11:30~14:00/ディナー 17:00~24:00(LO23:00)
予約は電話での事前連絡が確実。
特に個室や「九州地鶏の焼きすき鍋」は早めの予約がおすすめです。ランチは混雑が予想されるので、時間に余裕を持って訪れると安心ですよ。
「いけすと炭と薪焼と 博多 とりとりと」は、“食べる”という行為を“体験”に変えてくれる場所。
素材の個性を引き出す火入れ、目の前で繰り広げられるライブ感、そして丁寧な接客。
天神で新しい食の冒険をしたい方、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか?