九谷赤絵を味わう特別展「宮本屋窯と飯田屋八郎右衛門の世界」滋賀県立陶芸の森で開催

滋賀県立陶芸の森の陶芸館が、2025年10月11日より特別展「九谷赤絵の極致 宮本屋窯と飯田屋八郎右衛門の世界」を開催いたします。

展覧会の魅力と特色

「九谷赤絵」とは、九谷焼の様式の中で、赤と金の細密描写を特徴とする絢爛豪華な陶器で、石川県加賀市で開窯した「再興九谷」の宮本屋窯で大成しました。本展では、その極めて繊細な絵付の一堂展示とともに、その高い技術力に支えられた九谷赤絵の作品を紹介します。

展覧会の基本情報

会期は、2025年10月11日から12月14日までで、会場は滋賀県立陶芸の森の陶芸館です。観覧料は、一般が900円、大学生が720円、高校生以下は無料です。主催は滋賀県立陶芸の森と、九谷赤絵全国巡回展開催実行委員会で、協力は京セラ株式会社、後援は滋賀県教育委員会、甲賀市、NHK大津放送局、そして京都新聞です。

展覧会の構成

展覧会は、「宮本屋窯と飯田屋八郎右衛門」、「宮本屋窯の成立」、「宮本屋窯の諸相」、「宮本屋窯のデザイン」、「宮本屋窯の影響」の五つの章からなり、それぞれ独自のテーマに取り組んでいます。また、湖東焼の作品も展示され、宮本屋窯の影響がどのように広がったかを見ることができます。

関連行事

展覧会に合わせて、赤絵の技法を学ぶ体験講座や、九谷焼伝統工芸士の絵付け実演見学が行われます。また、ギャラリートークや京都市立芸術大学との連携企画展も同時に開催されます。

まとめ

貴重な九谷赤絵を一堂に展示するこの機会をぜひお見逃しなく。そして、陶芸の深い魅力と、その極致の技術を体感してください。

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