ハナミスイが、女性の健康維持に不可欠な「腟内フローラ(細菌叢)」を分子生物学的手法で正確に捉える研究体制を構築しました。この新システムは、女性研究員が主導し、科学的根拠に基づいた次世代のフェムケアソリューション開発を加速させるものです。
概要
株式会社ハナミスイは、女性の健康維持に不可欠な腟内フローラを分子生物学的手法で正確に評価する研究体制を構築しました。本システムは、女性研究員が主導し、臨床現場や日常生活における課題を女性目線で解決することで、科学的根拠に基づいたフェムケアソリューション開発を加速させます。
腟内フローラ測定システム概要: 腟内環境の評価:RT-qPCR法を用いて、生きている細菌に特化した解析を実施 定量的な評価:標的細菌のコピー数をリアルタイムで計測し、経時的変化や製品使用前後の比較を数値化 高感度測定:RNAを標的とすることで、高感度な測定を実現
当事者視点と科学的検証の融合による研究開発
現在のフェムテック市場では、製品の効果や生体への影響を示す客観的な指標が限定的であるという課題がありました。ハナミスイ研究開発部の女性研究員チームは、自身が抱える「おりものの変化や不快感」といった主観的な課題を、バイオテクノロジーを用いて可視化することを目指しました。医療機器メーカーとしての知見と女性ならではの視点を掛け合わせることで、より実効性の高い測定系を構築しています。
RT-qPCR法による「生菌」の精密測定
本システムでは、腟内の細菌叢を評価する指標として、細菌由来のRNA(リボ核酸)を標的としたRT-qPCR法(逆転写リアルタイムPCR法)を採用しています。この手法により、死菌を除外した「現在活性化している細菌」の正確な状態を検出することが可能です。また、既知のスタンダード(標準菌株)との比較により、試料中の標的細菌(乳酸菌群等)のコピー数をリアルタイムで計測し、腟内環境の経時的変化や、製品使用前後の比較を数値として算出することができます。RNAはDNAに比べてコピー数が多いため、高感度な測定が実現します。
研究責任者である女性研究員は、「腟内フローラの乱れはQOLを著しく低下させる要因となりますが、これまでは自己判断や感覚に頼らざるを得ない側面がありました。本システムによって、どの菌がどの程度存在するかを科学的に可視化できるようになります。今後はこのプラットフォームを活用し、より安心・安全で根拠のある製品を女性たちに届けていきたいと考えています。」と述べています。
今後の展望:医療・研究機関との連携によるエビデンス蓄積
ハナミスイは、本システムを用いて自社製品の臨床エビデンス蓄積を推進します。将来的には、医療機関や大学等の研究機関との共同研究も視野に入れ、腟内環境の正常化がもたらす女性の健康維持メカニズムの解明に貢献していく方針です。
まとめ
株式会社ハナミスイは、分子生物学的手法を用いた腟内フローラ評価の研究体制を構築し、科学的根拠に基づいたフェムケアソリューション開発を推進します。今後、医療・研究機関との連携を通じて、女性の健康維持メカニズムの解明に寄与していくことが期待されます。