ICT技術を活用した生コン品質管理、長野県内で初適用 スマートアジテーター(R)が品質向上と省力化に貢献

スマートアジテーター(R)が、長野県内で初めてICT技術を活用した生コンクリート品質管理装置として適用されました。これにより、施工品質の向上とコスト削減、現場・工場の省力化が期待されています。

概要

GNN Machinery Japan 株式会社は、守屋建設株式会社の依頼を受け、ICT技術を活用した生コンクリート品質管理装置「スマートアジテーター(R)」を長野県内で初めて導入しました。本システムは、運搬中の生コンクリート情報をリアルタイムに把握し、スランプロス予測による品質向上とロス削減、配車最適化、現場・工場の省力化に貢献します。

導入工事:長野県伊那市内発注工事(令和7年度 防災・安全交付金(街路)工事)
工事概要:橋梁下部工 P1橋脚 H=13.4 mの橋梁下部工事
工事場所:(都)環状北線 伊那市 山寺~中央1工区
工事期間:令和7年9月2日~
請負額:162,998,000円
受注者:守屋建設株式会社
プロジェクトパートナー:合同会社yasstyle株式会社、大和興業、炭平興産業株式会社、GNN Machinery Japan 株式会社

スマートアジテーター(R)による品質管理と省力化

スマートアジテーター(R)は、アジテーター車ドラム内の生コンクリートの状態(スランプ、コンクリート温度、積載量等)をリアルタイムに計測・記録するシステムです。インターネット回線を通じて、いつでもどこからでも確認が可能で、普通コンクリートから特殊コンクリートまで、幅広い用途で採用されています。このシステムにより、スランプロス予測による品質向上とロス削減、配車最適化、現場・工場の省力化といった効果が確認されました。

本システムは、Command Alkon社との共同開発により、日本独自仕様を盛り込み、約5年の歳月をかけて開発された日本初のシステムです。国内ゼネコン11社との共同実験研究会での実証実験や、日本建築学会、土木学会等での論文発表・講演を通じて、その有効性が報告されています。また、経済産業省主催IoT推進ラボセレクションでのファイナリスト選出など、各方面から高い注目を集めています。

現場見学会とシステムの価値

打設最終日には現場見学会が開催され、長野県土木施工管理技士会伊那支部の土木関係者など多数が来場しました。来場者は、システムの概要、有用性、省力化など、システムがもたらす様々な価値を実際に現場で体験しました。

このシステムは、建設業界における高度な品質管理や、人口減少による労働力不足の解決策として、生コン製造事業者だけでなく、施工者、管理者など、エンドユーザー双方にメリットをもたらすものと確信されています。

関連リンク

https://www.netis.mlit.go.jp/netis/pubsearch/details?regNo=CB-240013%20

https://www.gbrc.or.jp/building_confirm/kentikuzairyo_shomei/list/

https://www.gbrc.or.jp/assets/documents/center/zairyoshomei/gbrcza_22-04.pdf

まとめ

スマートアジテーター(R)の長野県内初適用は、ICT技術を活用した建設現場の品質管理と省力化における重要な一歩です。リアルタイムなデータ活用により、生コンクリートの品質向上とコスト削減、さらには業界全体の効率化に貢献することが期待されます。

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