
安藤ハザマが、大開孔を有するRC基礎梁の合理化に有効な補強工法「安藤ハザマ SMART基礎梁工法」を開発し、一般財団法人日本建築総合試験所の建築技術性能証明(GBRC性能証明 第26-02号)を2026年4月30日付で取得しました。
概要
安藤ハザマは、大開孔を有するRC基礎梁の合理化に有効な補強工法「安藤ハザマ SMART基礎梁工法」を開発し、一般財団法人日本建築総合試験所の建築技術性能証明(GBRC性能証明 第26-02号)を2026年4月30日付で取得しました。本工法は、現場打設コンクリートによる基礎梁に加えて、基礎梁の施工の省力化を目的として開発された「PCaパラレル基礎梁(R)工法」にも適用可能です。
工法概要
梁せい:開孔直径の3倍以上から2.4倍以上に低減可能
建築技術性能証明:GBRC性能証明 第26-02号 (2026年4月30日付取得)
適用可能な工法:「PCaパラレル基礎梁(R)工法」
開発の背景
基礎梁の中央付近には、人通用として円形の貫通孔(開孔)が設けられることが多くあります。従来、この場合、梁せいは構造上の必要性にかかわらず、慣用的に開孔直径の3倍以上とされてきました。そこで、基礎梁の梁せいを可能な限り構造上必要な範囲に抑えることを目的として、本工法が開発されました。
本工法の特長と効果
本工法は、特殊な補強金物や加工鉄筋を用いず、従来工法と同様の材料および手順で施工できる点が最大の特長です。現場打設コンクリートによる基礎梁では、コンクリート打設量および掘削土量の低減により、地下躯体工事費を従来工法に比べて4%程度削減できます。また、PCaパラレル基礎梁(R)工法に適用した場合、現場での作業人員を約40%削減できる試算結果が出ています。木製枠材、掘削土量の削減に加え、PCa部材に低炭素型コンクリートを使用することにより、CO2削減にもつながります。梁せいは開孔直径の3倍以上から2.4倍以上に低減可能となり、施工の合理化が図れます。例えば、直径600mmの開孔の場合、梁せいは1,800mm以上から1,440mm以上へ、最大で360mm低減が可能です。
今後の展開
安藤ハザマは、本工法の展開を推進することで、基礎工事の生産性向上や環境負荷低減に取り組んでいきます。
※注1:PCaパラレル基礎梁(R)工法とは、基礎梁の施工の省力化を目的に、基礎梁を幅方向に3分割し、両側2つのプレキャスト鉄筋コンクリート半部材を用い、これと施工現場で後から打ち込んだコンクリートを一体化することで構造体として機能するプレキャスト複合コンクリート基礎梁です。一般財団法人日本建築総合試験所の建築技術性能証明(GBRC性能証明 第10-26号改2)を取得。「PCaパラレル基礎梁」は当社の登録商標(登録第6753539号)です。
※注2:日本建築学会「鉄筋コンクリート構造計算規準・同解説」では、「梁に設ける円形孔の直径は梁せいの1/3以下とすることが望ましい。」としています。
※注3:低炭素型コンクリートについては、以下のURLをご参照ください。
https://www.ad-hzm.co.jp/solution/energy_saving/detail_01/
まとめ
安藤ハザマは、大開孔RC基礎梁の補強工法「SMART基礎梁工法」を開発し、建築技術性能証明を取得しました。本工法は、従来工法と比較してコスト削減や工期短縮、環境負荷低減に貢献するものであり、PCaパラレル基礎梁(R)工法への適用も可能です。今後、基礎工事の生産性向上と環境負荷低減を目指し、本工法の展開を推進していきます。