
『てんじつき さわるえほん なにをたべてきたの?』(佼成出版社)は、視覚障害の有無に関わらず、誰もが楽しめるように工夫された新しい絵本です。
概要
『てんじつき さわるえほん なにをたべてきたの?』は、長年にわたり愛されてきた絵本『なにをたべてきたの?』のバリアフリー版として発刊されます。特殊な透明インクによる点字と触図が印刷されており、触って読むことができるのが特徴です。
書名: 『てんじつき さわるえほん なにをたべてきたの?』
発売日: 2026年6月17日
販売場所: 全国書店・インターネット書店
定価: 5,500円(税込)
体裁: A4変形判/31ページ
ISBNコード: 978-4-333-02951-8
URL: https://books.kosei-shuppan.co.jp/book/b677791.html
「読む」体験をすべての人へ:点字と触図の工夫
本作は、視覚障害者等の読書環境の整備の推進に関する法律(読書バリアフリー法)の趣旨に基づき、すべての人が読書文化に親しめるように制作されました。特殊な透明インクで印刷された触図は、登場する果物やブタの触り心地が異なり、視覚に頼らずとも内容を想像できるよう工夫されています。また、点字と併記された文字は大きく太く印字され、絵の位置も一部変更されるなど、より多くの読者に対応するための配慮がなされています。
専門家と子どもたちの協力を得た制作プロセス
点字や触図の制作にあたっては、てんやく絵本ふれあい文庫の岩田 美津子さんをはじめ、日本点字図書館、筑波大学附属視覚特別支援学校、横浜市立盲特別支援学校などの専門家や子どもたちの協力を得て、より良い読書体験を提供するための試行錯誤が行われました。
五感で楽しむ絵本、朗読も収録
本書は、目で見て、手で触って、耳で聞いて楽しめる絵本となっています。裏表紙に記載された二次元コードからは、『おかあさんといっしょ』で歌のお姉さんを務めた神崎 ゆう子さんによる朗読を聞くことができ、多様な方法で物語の世界に親しむことができます。
まとめ
『てんじつき さわるえほん なにをたべてきたの?』は、読書バリアフリーの推進を目指し、点字や触図、朗読といった多様な工夫を凝らした絵本です。世代や障害の有無を超えて、多くの人々が物語を楽しむ機会を提供します。