
オンライン診療・服薬指導・処方薬配送を一体で提供するサービス「SOKUYAKU」が、利用者を前年同期比250%に拡大しました。
概要
ジェイフロンティア株式会社が展開する「SOKUYAKU」は、オンライン診療利用者数が前年同期比2.5倍に増加しました。これは、気候変動による大雨被害の増加や高齢化、医療従事者不足に伴う通院困難者の増加といった社会課題を背景に、自宅や職場から医療へアクセスできるサービスへの需要が高まったためです。
サービス概要
サービス提供主体:SOKUYAKU(運営:ジェイフロンティア株式会社)
利用者数拡大率:前年同期比250%
利用者が増加している層:高齢者世帯、共働き世帯、子育て世帯、地方在住者、外出困難者
提携医療機関数:4,100施設以上
対応薬局・ドラッグストア:20,000店舗以上
人口カバー率:約91%
受賞歴:ジャパン・レジリエンス・アワード(強靭化大賞)2026 最優秀賞(2026年4月)
気候変動と医療アクセス
近年、ゲリラ豪雨や線状降水帯による大雨被害が増加しており、気象庁のデータによると、1時間降水量50mm以上の短時間強雨の発生回数は約40年前と比較して約1.5倍に増加しています。このような気候変動の影響に加え、高齢化や医療従事者不足により、通院が困難な人々が増加しています。豪雨による外出困難、高齢者の通院負担、子育て世帯の受診負担、地方部の医療アクセス不足、災害発生時の医療継続などが社会課題として注目されており、「必要な時に医療へアクセスできない」という状況が顕在化しています。また、梅雨時期特有の体調不良「梅雨ダル」による症状を訴える人も増加傾向にあります。
「SOKUYAKU」が選ばれる理由
「SOKUYAKU」は、スマートフォンやタブレットを通じて、自宅や職場から医師の診察、薬剤師による服薬指導、そして処方薬の配送・受け取りまでを完結できるオンライン医療サービスです。利用者からは、「大雨の日でも診察を受けられて安心だった」「子どもを連れて外出せずに済んだ」「災害時にも医療につながる安心感がある」といった声が寄せられています。都市部だけでなく地方や過疎地域でも利用可能な医療ネットワークを構築しており、人口カバー率は約91%に達しています。平時だけでなく、災害時や感染症流行時にも活用できる「フェーズフリー型医療インフラ」としての側面が評価され、2026年4月には「ジャパン・レジリエンス・アワード(強靭化大賞)2026」で最優秀賞を受賞しました。
今後の展望
気候変動による豪雨災害の増加、高齢化、医療従事者不足などを背景に、場所を選ばずに医療を受けられる「場所に依存しない医療」へのニーズは今後も拡大すると予測されています。国内オンライン診療市場は、2030年までに2025年比で約2倍規模に成長すると見込まれています。ジェイフロンティア株式会社は、今後、自治体や医療機関との連携を強化し、地域ごとの医療課題に対応したオンライン医療体制の整備を進めることで、平時から非常時まで切れ目なく機能する医療アクセス環境の構築を目指していく方針です。
まとめ
「SOKUYAKU」は、利用者の拡大を通じて、気候変動や高齢化による医療アクセス課題の解決に貢献しています。今後も、医療インフラとしての体制強化を進め、より多くの人々が必要な医療を受けられる社会の実現を目指します。