「KOBE RISING -2025-」が、神戸市内に約1.9億円の経済効果を創出したことが、同志社大学大学院スポーツ健康科学研究科らの共同分析により明らかになりました。
イベントの経済波及効果と分析の背景
GLION ARENA KOBEを舞台に開催された「KOBE RISING -2025-」は、Bリーグの6チームが参加したプレシーズンイベントです。同志社大学大学院スポーツ健康科学研究科の青井一真氏(博士後期課程)と庄子博人准教授は、株式会社One Bright KOBE、株式会社ストークス、一般財団法人ひょうご経済研究所と連携し、本イベントが地域に与えた影響を調査しました。イベント概要:
イベント名:KOBE RISING -2025-
経済効果:神戸市内に約1.9億円(直接効果約1.2億円)
生産誘発倍率:1.56倍
この分析結果は、大型集客施設で行われる単日開催のイベントが、地域経済に対して高い波及効果を持つことを裏付けるものとなりました。
来場者の消費行動と回遊性の重要性
調査では来場者アンケートと運営側の支出データを照らし合わせ、消費行動の構造を詳細に分析しています。その結果、30代から40代の層において飲食および物販の消費単価が高いことが判明しました。また、飲食消費は性別(男性)、物販は年代の影響を強く受けるなど、属性によって消費傾向が異なることが示されています。さらに、アリーナ周辺や施設内での回遊行動と消費額の相関も確認されました。回遊箇所数が多い来場者ほど、地域内消費だけでなくアリーナ内での飲食や購買額も高くなる傾向があります。このことから、来場者の回遊を促す取り組みが、体験の質を高めると同時に消費拡大を図るうえで極めて重要であると考えられます。