サービス概要と背景
NTTドコモビジネスは、知財活動における発明提案の質向上と効率化を目的とした「アイデアシート作成支援AIエージェント」の提供を2026年7月30日より開始しました。知財活動は企業の競争力強化に不可欠ですが、発明の背景や効果を適切に言語化する作業は発明者にとって大きな負担となっていました。同社は、これまでに蓄積したAIエージェント技術のノウハウを活かし、この課題の解決を目指します。
サービス概要:発明者がアイデアシートを作成する際の負担を軽減し、質の高いアイデア創出を支援するAIエージェント
提供開始日:2026年7月30日
利用料金:対象範囲により個別見積り
主な機能と特長
本サービスは、対話型ワークフローを通じて特許出願の重要ポイントを深掘りし、シートの作成や出力を行います。また、先行特許情報や既存のアイデアシートとの比較・分析、対話途中からのワークフロー再実行にも対応しています。設計には「Human in the loop」という考え方を適用し、実務に即した検討やフィードバックを可能にしました。セキュリティ面では、企業のポリシーに応じてプライベートクラウドまたはオンプレミス環境での構築・利用を可能としています。
実証実験と今後の展望
NTTドコモビジネスは、キヤノンと2025年12月に実証実験を実施しました。その結果、アイデアシートの作成時間短縮や、発明者の心理的負担の軽減が確認されています。これを受け、キヤノンは2026年7月より一部の開発部門でパイロット利用を開始しました。なお、AIを用いての特許出願書類作成に関しては、法令遵守の観点から弁理士の監督下で行うことを前提としています。今後は、明細書案作成や先行技術調査など、特許関連業務全般に対応したAIエージェントの開発を進める方針です。
まとめ
アイデアシート作成支援AIエージェントは、対話を通じた思考整理やセキュリティに配慮した環境提供により、知財業務の高度化を強力にサポートします。
関連リンク
https://www.ntt.com/about-us/press-releases/news/article/2025/0619.html