災害や紛失に備える義歯データ保管サービス「入れ歯銀行」が全国展開

入れ歯銀行は、使用中の義歯データを事前に3Dスキャンしてクラウドで無料保管することで、破損や紛失、災害時に迅速な再製作を可能にするサービスです。

日常と災害の両方に備えるフェーズフリーの取り組み

防災の日を控え、各地で地震や豪雨などの災害リスクが高まる中、日常時と災害時の境界をなくす「フェーズフリー」という考え方が注目されています。この考えに基づき、義歯データをクラウド上に無料で保管し、もしもの際に迅速な再製作を可能にする「入れ歯銀行」が全国で展開されています。2026年6月末時点のデータで、開始から約3年半で保管数は670個を超えました。※データは2026年6末集計のものです。

入れ歯銀行のサービス内容と利用の流れ

サービス概要:現存入れ歯の洗浄と除菌、3Dスキャナーによる読み取り、データのクラウド保管
料金:無料(入れ歯の形状データスキャン、クラウド保管、データ引き出し)
受付方法:提携歯科医院へ来店、提携歯科医院により発送対応も可能
提携歯科医院:18支店(北海道、岐阜、東京、神奈川、千葉、静岡、京都、大阪、兵庫、岡山、香川、福岡、長崎、鹿児島、沖縄)

破損や紛失時の早期復旧と災害時の無償提供

通常、義歯を新しく製作するには複数回の通院と数カ月の期間を要しますが、データを保管していれば約1週間で新しい義歯が完成します。災害時には数日で複製できる体制を整えており、大規模災害発生時には無償での義歯提供を行います。データは日本と海外の計3カ所のサーバーに分散保管されるため、かかりつけ医院が被災した場合でも別の提携医院からデータを引き出せます。また、日常的な落下による破損や置き忘れによる紛失時にも対応可能なため、防災リュックを準備するような手軽さで取り組める「備えない防災」として利用が広がっています。

まとめ

入れ歯銀行は、平時の義歯トラブルや災害時の備えとして、デジタル技術を活用した全国規模の歯科医療ネットワークを構築しています。

関連リンク

https://irebabank.com/

https://omamoriireba.com/

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