
トラタニは、睡眠の質が時間ではなく呼吸の質によって決まることを解説する新シリーズの第1回を公開しました。
睡眠の質を決める脳が休める条件
多くの人は睡眠の良し悪しを「眠れた時間」で判断しがちです。しかし、質の良い睡眠の本質は、長く眠ることではなく脳がしっかりと休める条件を満たしているかどうかにあります。具体的には、酸素を十分に取り込めていることと、交感神経が静まり副交感神経が働いていることの2つが重要です。つまり、睡眠の質は呼吸の状態によって決定されます。
爆睡型と不眠型に共通する呼吸の低下
人は横になると重力の向きが変化し、睡眠中に呼吸が弱くなる傾向があります。この呼吸の低下が引き金となり、真逆の悩みである「爆睡型」と「不眠型」という2つの睡眠タイプが生じます。
爆睡型は、呼吸が弱まることで体内に二酸化炭素が蓄積し、酸素を十分に取り込めない状態です。深く眠っているように見えても脳が低酸素状態のままであるため、疲労が回復しません。一方の不眠型は、呼吸が浅いことで二酸化炭素が十分に上がらず、交感神経が過剰に働き続ける状態です。脳が休息モードに切り替わらず、寝つきが悪かったり夜中に何度も目が覚めたりする原因となります。どちらも本質的な原因は「呼吸の低下」にあり、脳が休めていないという点では共通しています。
呼吸から整える睡眠環境
睡眠中の呼吸の質を整えることは、細胞や臓器の働きを守るための最も根本的なアプローチです。呼吸の構造を理解し、呼気の弱さを改善することで脳が休める状態を作り出すことが可能です。トラタニでは、睡眠中の呼吸環境という未踏領域において、生理学や物理学などを横断した研究を行っています。
まとめ
睡眠の質は「眠れるか否か」ではなく、酸素と自律神経の状態によって決まります。爆睡型と不眠型は真逆に見えて同じ呼吸の低下という構造で説明でき、呼吸を整えることで脳の休息を促せます。