ケベック州のメープルシロップ生産量が2億2,950万ポンドに到達

ケベック・メープルシロップ生産者協会が、2026年のケベック州におけるメープルシロップ生産量が2億2,950万ポンドに達したことを発表しました。

ケベック州のメープルシロップ生産概要

ケベック州は世界のメープルシロップ生産量の平均72%を占める世界最大の産地です。現在、70カ国以上へ輸出を行っており、世界的な需要拡大に伴い生産体制を強化しています。

2026年生産量:2億2,950万ポンド(104,099トン)
2025年販売量:2億200万ポンド(91,626トン)超
2025年輸出量:1億8,130万ポンド(82,236トン)
2025年輸出総額:8億4,400万カナダドル(962億1,600万円)
※2 カナダドル=114円として換算
日本への輸入量(2025年度):256万9,926キログラム(約2,569トン)
日本への輸入額(2025年度):35億2,059万4千円
※1 財務省「貿易統計」2025年(品目:メープルシュガー及びメープルシロップ)

35年で販売量が約4倍に成長

ケベック州のメープルシロップ産業は、生産者が共同で取り組む「共同計画」のもと、品質向上や市場開拓を進めてきました。この35年間で年間販売量は5,290万ポンドから2億200万ポンド超へと約4倍に拡大しました。メープルシロップは甘味料としてだけでなく、料理の風味を引き立てる調味料としても需要が高まっています。※3 NHK「あしたが変わるトリセツショー『メープルシロップの取説!? 食卓激変の驚異の力』」(2024年1月11日初回放送)

技術革新による生産効率の向上

生産技術の進歩により、カエデの樹液を採取するタップ1口当たりの収量が大幅に向上しています。2004年には2.3ポンド(約1キログラム)でしたが、現在は4ポンド(約1.8キログラム)超となり、約20年間で約2倍の水準に達しました。また、供給力拡大のため新たに700万タップを追加する計画を進めており、私有地での新規事業の誕生や既存事業の規模拡大、公有林への設置を推進しています。

持続可能な森林資源の管理

メープルシロップはカエデの木を伐採せず樹液を採取するため、森林の維持が不可欠です。今後20年をかけて5万ヘクタールの公有地にメープル樹林を整備する計画など、次世代へ資源をつなぐ取り組みを行っています。

まとめ

ケベック州は生産性の向上と供給力の拡大、森林の持続可能な活用を柱に、世界需要に応える長期的な成長を目指しています。

関連リンク

https://maplefromcanada.jp/d/news

https://maplefromcanada.jp/

関連記事