
呼吸の質が低下することで引き起こされる、身体の慢性的な酸素不足と炎症のメカニズムをトラタニが公開しました。
呼吸生理学が明かす健康の最上流
現代医療では不調が生じてから対処することが一般的ですが、病気は突然発生するものではなく、身体の最上流から静かに進行します。トラタニは、医学において肺の機能として限定的に捉えられがちな呼吸を、全身の構造が作り出す現象とする「呼吸生理学」の視点から、健康を左右する仕組みを整理しました。
呼吸の質低下による6つの因果構造
呼吸が浅くなることで、体内では以下の負のスパイラルが生じます。
1.体内に二酸化炭素が過剰に蓄積する。
2.血液が酸性化(アシドーシス傾向)し、酸素が組織へ供給されにくくなる。
3.赤血球の柔軟性が低下し、変形能力が弱まる。
4.毛細血管を赤血球が通過できず、血流が途絶える「毛細血管のゴースト化」が起こる。
5.自律神経や免疫、ホルモンバランスが乱れる。
6.細胞が慢性炎症を起こし、あらゆる病気の弱点部位が形成される。
睡眠中の呼吸と慢性炎症の関連
特に睡眠中は重力の関係で胸郭の動きが小さくなり、呼吸が浅くなりやすい構造です。この際に生じる酸素不足が続く領域では細胞の修復力が低下し、疲労や痛みの慢性化を招く弱点部位が作られます。細胞の酸素不足が続くとミトコンドリアの機能が低下し、慢性炎症という病気の共通の最上流原因へとつながります。このプロセスは、呼吸の質を改善することで細胞の回復力を取り戻すことが可能であるとされています。
トラタニの取り組み
トラタニは、睡眠中の呼吸環境という未踏領域の研究を行っており、アパレル3D設計技術を応用した体内環境に関する特許技術を30件以上保有しています。呼吸・睡眠・生理学・物理学・解剖学を横断した研究を通じて、健康のための新しい選択肢を提供しています。