チーズ摂取と糖尿病関連指標の関連性を共同研究で確認

チーズ摂取頻度が、糖尿病有病率の低さやHbA1cなどの血糖関連指標と関連することが、雪印メグミルクと立命館大学による共同研究で明らかになりました。

研究の背景と目的

食事と糖尿病予防の関連が注目される中、発酵乳製品の中でもチーズは種類によって製法や脂肪含量が異なるため、詳細な分析が求められていました。本研究は、米国成人のデータを活用し、チーズの種類や摂取頻度と血糖関連指標との関係を調査することを目的として実施されました。

研究の概要

米国疾病予防管理センターが実施する米国全国民健康・栄養調査(NHANES)の2003〜2006年のデータを使用し、成人2,331名を対象に横断解析を行いました。解析では「チーズ全般」に加え、「カッテージチーズ」「低脂肪チーズ(ライトチーズ)」「クリームチーズ」の種類別に、糖尿病の有無やHbA1c、空腹時血糖値、インスリン、ビタミンDなどの指標との関連を評価しています。※横断解析は特定の時点での関連性を検討する手法であり、因果関係を証明するものではありません。

研究結果と考察

解析の結果、チーズ全般の摂取頻度が高い人ほど、糖尿病有病率が低く、HbA1cの低値およびビタミンDの高値との関連が認められました。特にカッテージチーズや低脂肪チーズ(ライトチーズ)を頻繁に摂取する人でも、同様にHbA1cの低値やビタミンDの高値との関連が確認されています。一方でクリームチーズについては、高頻度の摂取において糖尿病有病率の低さや血糖指標との関連が弱まる傾向が見られました。これらの結果から、チーズの種類が持つ脂肪含量や製法などの違いが、糖代謝への影響に関係している可能性が示唆されています。

今後の展望

今回の研究成果は、チーズの新たな健康価値を示す知見として、今後の研究や食生活の提案への貢献が期待されます。今後はチーズの種類や摂取パターンに焦点を当て、科学的知見を蓄積していく方針です。※本研究は横断解析であり、因果関係を証明するものではありません。

論文情報

タイトル:異なる種類のチーズと2型糖尿病および血糖関連バイオマーカーとの関連 ― NHANES 2003–2006データを用いた横断解析 ―
掲載誌名:Nutrition and Health
2026年9月8日付で掲載

関連リンク

https://doi.org/10.1177/02601060261478966

まとめ

雪印メグミルクと立命館大学の共同研究により、チーズの摂取頻度や種類が糖尿病有病率および血糖関連指標と関連する可能性が示されました。本成果は2026年9月8日に国際学術雑誌で発表され、今後の健康的な食生活の提案に向けた重要な知見となります。

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