身近な食品で老化スピードを抑制?日本初の最新研究が示すビフィズス菌の可能性

大腸劣化対策委員会は、一般内科医・消化器病専門医の工藤あき先生監修のもと、ビフィズス菌入りヨーグルトが老化スピードに与える影響について解説したコラムを公開しました。

老化科学と腸内環境の重要性

近年、老化の進行を緩やかにして健康寿命を延ばす「Geroscience(老化科学)」という学問領域が注目を集めています。2023年には老化を特徴づける12の因子が特定されましたが、その中には新たに「腸内細菌の乱れ(Dysbiosis:ディスバイオシス)」が加わりました。腸内環境を整える食事と老化スピードの関連性に、科学的な関心が寄せられています。※1 Guido Kromer et al., Cell 2025 ※2 Lopez-Otin et al., Cell. 2023,を参考に作図

日本初の最新研究が明らかにしたヨーグルトの効果

2026年5月に科学雑誌「Aging」へ掲載された研究成果では、身近な食品である「ビフィズス菌入りヨーグルト」による老化抑制の可能性が実証されました。※3 日本人を対象とした食事・栄養・サプリメント介入による老化に関する臨床試験において、ビフィズス菌配合ヨーグルトを含む介入の結果、老化速度の抑制が日本で初めて示されました。老化速度はDunedinPACEにより評価されました。(2026年4月9日および7月1日調査実施 株式会社ナレッジワイヤ調べ)
研究では、1日100gのビフィズス菌BB536配合プレーンヨーグルトを3ヵ月間摂取したところ、老化スピードが約2.3%低下しました。これは、米国の研究で報告された「約25%のカロリー制限を2年間継続」した場合と同程度の減速効果です。※4 Effect of long-term caloric restriction on DNA methylation measures of biological aging in healthy adults from the CALERIE trial. Nat Aging. Nature Publishing Group; 2023; 3: 248-57
なお、運動習慣やBMIの増減などは老化スピードとの相関が見られず、ヨーグルトの摂取そのものが老化のブレーキになったと考えられています。

慢性炎症を抑えて健やかな体を保つ

加齢に伴い体内で発生する「慢性炎症」は、全身の細胞を傷つけ老化を加速させる一因です。大腸に棲む善玉菌であるビフィズス菌には、こうした過剰な炎症反応を抑制する可能性が示唆されています。※5 Ishihara et al. iScience. 2026
ビフィズス菌は加齢とともに減少するため、日頃から積極的に補い、大腸本来の機能を維持することが重要です。1日100gのヨーグルトを毎日継続する食習慣は、内側からエイジングケアを行う手軽な手段として期待されています。

まとめ

大腸劣化対策委員会が公開したコラムでは、ビフィズス菌入りヨーグルトと老化スピードの関係について、最新の臨床研究データをもとに解説しています。日々の食事に無理なく取り入れられる習慣として、体の内側からの健康維持を提案しています。

関連リンク

https://daicho-rekka.jp/measures/16/
https://daicho-rekka.jp/

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