
ML-Safe映像データ圧縮が、新たにロスレス圧縮機能を搭載し、自動運転車における映像データの収集・保管効率を大幅に向上させました。
自動運転車のデータ運用を効率化する新機能
ジャパン・トゥエンティワンは、海外パートナーであるビーマー社が開発した自動運転車およびADAS開発向け映像データ圧縮ソリューション「ML-Safe映像データ圧縮」に、ロスレス圧縮機能が追加されたことを発表しました。本技術は、カメラセンサーから出力される12ビットBayer形式のRAWデータを完全に保持した状態で圧縮を可能にし、AIモデルの精度を維持しながら映像データ量を削減します。※内容は発表日現在のものです。予告なしに変更されることがあります。
映像データ増大に伴う課題と解決策
自動運転車の開発車両は多数のカメラを搭載しており、1回の走行で数十TB規模の膨大なデータが生成されます。従来はリアルタイムな圧縮ソリューションが限られていたため、非圧縮のまま保存するケースが多く、ストレージコストの増大やアップロード時間の長期化といった課題がありました。新たに発表された技術は、GPU内蔵のハードウェアビデオエンコーダーを活用することで、AI推論用の演算リソースを圧迫することなく複数カメラの映像をリアルタイムで圧縮します。既存のデータロガー環境へ追加ハードウェアなしで導入できる点も特徴です。ビーマー社の評価によれば、8メガピクセルカメラの12ビットBayer映像において、ロスレス品質を維持したまま平均47%のデータ容量削減を達成しています。
AutoSens Europe 2026でのデモンストレーション
ビーマー社は、2026年9月22日から24日にスペイン・バルセロナで開催される「AutoSens Europe 2026」にて、本技術のデモを実施します。会場では自社の映像データを用いた評価や技術相談が可能です。
まとめ
「ML-Safe映像データ圧縮」のロスレス機能は、自動運転開発におけるデータ収集からAI学習までの運用コスト削減を強力に支援します。今後もジャパン・トゥエンティワンは、ビーマー社の先進的な映像最適化技術を通じて国内の開発環境をサポートします。
関連リンク
https://www.youtube.com/watch?v=RlPQ-WwMAwM
https://www.japan21.co.jp/products/beamr/