
エドニアが、総額1,500万ユーロ(約26億7,000万円)の資金調達を実施しました。
資金調達の概要と今後の展開
フランス・ボルドーに拠点を置くエドニアは、スピルリナを原料としたホールフードタンパク質を開発するイノベーション企業です。2026年10月6日、同社は総額1,500万ユーロ(約26億7,000万円)の資金調達ラウンドの実施を発表しました。今回の調達は、SWEN Blue Ocean 2、Asterion Ventures、EIT Foodの3社による株式投資を主導とし、フランス2030計画に基づくBpifranceの補助金や銀行融資を組み合わせて行われました。
調達した資金は、主力成分である「Edo(エド)」の大規模な工業生産体制の構築に活用されます。今後は専用施設の開設を通じて生産をスケールアップさせ、欧州、日本、米国におけるB2Bフードサービス向けの営業モデルを力強く拡大する計画です。なお、すでに業界の主要プレイヤー約20社と契約を締結し、総額3,000万ユーロ(53億4,000万円)相当の案件を獲得しています。
スピルリナを革新する独自技術「Edonization」
エドニアが提供する「Edo(エド)」は、アグロパリテックとの共同開発による特許取得済みの独自プロセス「Edonization(エドニゼーション)」を用いて製造されます。栄養価が高い一方で扱いにくい緑色の粉末であったスピルリナを、美味しく柔らかな食感の粒状食品へと生まれ変わらせる技術です。肉やチーズ、魚に代わる新しいタンパク質源として、最小限の加工と優れた風味を両立しており、二酸化炭素排出量は食肉に比べて最大27倍も低い水準を実現しています。
日本市場への本格参入
グローバル展開の一環として、エドニアはこのたび日本での販売にも本格的に着手しました。日本市場における窓口を新たに用意し、今後はパートナー企業や顧客企業へのサポート体制を強化していく方針です。
まとめ
エドニアは今回の資金調達を機に、スピルリナベースの植物性ホールフードタンパク質という新たなカテゴリーを切り拓き、大規模な工業生産とグローバルな供給体制を加速させていきます。