Clateが、組込みUI/UXデザイナー向けにノーコードかつAIネイティブな開発環境を提供します。
組込み機器特有の制約を解決する新ツール
Qt Groupが発表したClateは、組込みユーザーインターフェースのデザインに特化した専用ツールです。これまで組込み機器のデザイン現場では、Webやモバイル向けツールへの依存が一般的でしたが、ハードウェアのリソース制約との不一致により、デザイナーはパフォーマンス面での妥協を余儀なくされてきました。Clateは、こうした課題を解消し、デザイナーがコードを記述することなく、ターゲットハードウェアの制約を考慮したUI/UX設計を主導できる環境を実現します。
Clateの主な機能と特徴
Clateは、AI技術の活用や実機への最適化を念頭に置いた機能を搭載しています。
AIネイティブな統合:自然言語による指示で画面生成やデザイン変更が可能であり、MCPを通じて他のデザインツールと連携します。
実機に即したUI挙動:データバインディングやアニメーションを設定し、フレームレートやメモリ使用量といったパフォーマンス指標を確認できます。※フレームレートやメモリ使用量のチェック機能は、ベータ版提供開始後まもなく利用可能になる予定です。
直感的なノーコードワークスペース:階層ツリーやアセット管理など、デザイナーが作業しやすいインターフェース環境を提供します。
シームレスなハンドオフ:QMLコードを自動生成するため、開発者はデザイナーの成果物を基盤としてスムーズに開発を進められます。
提供状況と今後の展望
Clateは現在ベータ版として提供が開始されています。全機能を備えた製品版は2027年初頭にリリース予定です。
まとめ
Clateは、組込みデザインのワークフローにおけるボトルネックを解消し、製品開発のリリースサイクル短縮と品質向上を支援するツールとして導入が進められます。
関連リンク
https://www.qt.io/qt-world-summit-2026
https://www.qt.io/ja-jp/embedded-ux-designers-market-research