嘉納治五郎の教育思想を現代に生かす国際シンポジウムで環太平洋大学が研究発表

嘉納治五郎記念スポーツイノベーションセンターは、筑波大学で開催された国際シンポジウムにおいて、嘉納治五郎の教育思想が現代スポーツや人間形成に与える意義について研究成果を発信しました。

国際シンポジウムの概要

2026年10月1日から3日にかけて、筑波大学で国際シンポジウム「Jigoro Kano and Education: His Legacy and the Challenges of the 21st Century(嘉納治五郎と教育―その遺産と21世紀の課題―)」が開催されました。本シンポジウムは「2026 Tsukuba Global Science Week(TGSW)」の一環として行われ、国内外の研究者が集う中で嘉納治五郎の思想や柔道、現代社会におけるスポーツの意義について活発な議論が展開されました。

嘉納治五郎の思想を現代へ

10月2日に、嘉納治五郎記念スポーツイノベーションセンターの真田久センター長が「Jigoro Kano and Education: A Biography」と題してイントロダクションを行いました。発表では、嘉納治五郎の生涯と教育者としての歩みを振り返り、その思想が柔道のみならず、現代のオリンピック教育やスポーツを通じた人間形成において重要な価値を持つことを提唱しました。また、同センターが取り組む嘉納治五郎の理念に基づいた教育・研究活動についても世界へ向けて紹介しました。

大学生の回答から「スポーツ道」を分析

10月1日には、同センター研究員の堀川峻助教らが「The Structure of Contemporary Sport Practitioners’ Understanding of ‘Sport-Dō’: A Quantitative Text Analysis of Free-Response Data from University Students」の研究発表を行いました。本研究は、嘉納治五郎の思想に関する講義を受けた大学生637名の自由記述を量的テキスト分析したものです。これにより、スポーツを実践する学生たちが「スポーツ道」をどのように理解しているのか、その構造と特徴を明らかにしました。

教育・スポーツの実践へ

シンポジウムを通じ、柔道を通じた人格形成や国際化、現代における「道」の意義など多角的な視点での議論が行われました。嘉納治五郎記念スポーツイノベーションセンターでは、今後も嘉納治五郎の思想や「スポーツ道」に関する研究を深め、国内外との交流を通じて得られた成果を教育やスポーツの現場へ還元していく方針です。

まとめ

環太平洋大学の嘉納治五郎記念スポーツイノベーションセンターは、国際シンポジウムでの発表を通じて嘉納治五郎の教育思想の現代的意義を再確認しました。今後は研究活動をさらに発展させ、教育およびスポーツの実践に貢献することを目指します。

関連リンク

https://ipu-japan.ac.jp/

関連記事