サイレックス、最新無線LANモジュール「SX-PCEAXシリーズ」にてWi-Fi 6E技適を取得し、2023年1月に出荷開始

ワイヤレス・テクノロジーのグローバルリーダーであるサイレックス・テクノロジー株式会社は、Wi-Fi 6と拡張版のWi-Fi 6Eに対応する産業用組込み無線LANモジュール「SX-PCEAXシリーズ」の技適を取得し、2021年11月16日より受注を開始しました。出荷開始は、2023年1月を予定しています。

「Wi-Fi 6E」で使用可能なチャネル数が増加し、電波干渉なく同時に使用可能!

Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax)は、最大9.6Gbpsという高速な通信速度だけでなく、通信の安定性、データ通信効率においても大幅に改善されています。
更にその拡張版であるWi-Fi 6Eは、従来のWi-Fiには開放されていなかった6GHz帯の利用が可能になり、5,925MHz以上の帯域に対して、最大1,200MHzの無線帯域を免許不要で使用できるよう拡張(※1)されました。
従来よりも使用可能なチャネル数が増加することで、電波干渉なく同時に使用できるチャネルを多く確保することができます。

サイレックスがWi-Fi 6E対応機器の開発を支援

サイレックスは、Qualcomm Advantage Networkのメンバーであり、クアルコムWi-Fiチップセットに対応したワイヤレス技術の実装サポートを各種提供しています。

● LinuxやWindowsなどのオペレーティングシステムのドライバサポートを提供
● ハードウェアデザインガイドの提供
● 評価用キット(NXP i.MX8M Evaluation Kit及びNVIDIA Jetson AGX Xavier Developer Kit)の提供
● カスタムドライバ開発、無線認証サービス、ハードウェア回路図設計レビューなどのエンジニアリングサービス

サイレックスでは、6GHz帯を使用するWi-Fi 6Eの産業用途に対する優位性や通信効率などを解説したホワイトペーパーをご用意しています。
こちらからダウンロードください。
https://www1.silex.jp/wp_wifi6_6e_Guide.html

仕様など詳しくは製品紹介ページをご確認ください。
https://www.silex.jp/products/wireless-module/sxpceax.html

【価格と販売時期】
各製品の価格はオープン価格で、2023年1月より出荷開始を予定しています。

(※1) Wi-Fi 6E向けに5,925MHzから7,125MHzの合計1,200MHz幅が想定されていますが、実際に利用できる周波数帯は地域によって異なります。アメリカ・カナダ・韓国などの地域では1,200MHz幅を利用できますが、日本やヨーロッパ諸国では5,925MHzから6,425MHzの500MHz幅が割り当てられています。

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