NTTデータ経営研究所、社員が自由な発想で企画・応募できるワーケーション「ON/OFFiceTM」を導入

株式会社NTTデータ経営研究所は、社員のリモートワークと心身の健康の両立に加え、業務そのものに好影響を獲得することを目的として、「ON/OFFiceTM」を導入しました。

ワーケーション「ON/OFFiceTM」

NTTデータ経営研究所が実施したワーケーション「ON/OFFiceTM」は、会社が滞在場所やワーケーションの形態などを指定して参加者を募るものではなく、社員それぞれがやりたいワーケーションを自由な発想で企画し、応募できるという制度です。
所属組織や職種に関係なく、4人以上の社員が集まれば誰もが応募可能で、期間は最大1週間。
それぞれの企画の目的に対する企画内容の合致度などを審査の上、認められた企画には会社が宿泊費および交通費の実費を補助するというものです。

施策発表後、社員から多くの反響があった中で、最終的に、地域関係者と交流しながら地域課題の実態を把握し、課題解決を考える「地域課題解決型ワーケーション」が3グループ、参加メンバーとワークショップや議論を行う「合宿型ワーケーション」が2グループ、リゾート地に滞在し、観光や共通の趣味を楽しみながらリモートワークを行う「休暇型ワーケーション」が3グループ、計8グループの企画が認められ、2022年5月から11月にかけ、コンサルタント、間接部門を問わず、計43名の社員が参加しました。

ワーケーションによる効果

効果検証は、各チームのワーケーション開始1週間前(事前)とワーケーション期間中および終了日の一週間後(事後)の業務終了後に実施しました。データ解析の結果、ワーケーション期間中は、仕事のパフォーマンス(生産性)が事前より20%程度向上し、事後もその向上した水準を維持しており、ワークエンゲージメント(仕事への活力・没頭)の上昇および、組織コミットメントも上昇傾向が見られたことから、ワーケーションを企画・実施させてくれた会社に対する帰属意識を促進する効果がありました。

◆仕事のパフォーマンス(生産性)約20%向上、良い影響あり
仕事のパフォーマンス(生産性)の自己評価は事前と比較してワーケーション期間中は約20%向上しました。その水準は1週間後まで継続しており、ワーケーションを実施したことで仕事のパフォーマンスに良い影響が確認されました。

◆ワークエンゲージメント(仕事への活力・仕事への没頭)が高まり、組織コミットメントも上昇傾向でポジティブな効果が認められた
ワークエンゲージメント指標は仕事に関連するポジティブな精神状態が反映され、この指標が高まることで従業員個人の生産性や心身の健康状態が高くなることが先行研究でも示されています。

関連記事