MontaVistaの最新Linux製品であるCGXが、ARM SystemReadyをサポートし、ARMプラットフォームに依存しないセキュアな組込み実装が可能となりました。またモンタビスタは、MVSecureとCGXを通じてEUサイバーセキュリティ法に準拠したサービスを提供する意向も発表しました。
EUサイバーセキュリティ法に対応する特定のサービスパッケージを構築
ドイツ ニュルンベルク 2023年3月14日(現地時間発) - 商用組込みLinux(R)製品およびサービスで市場をリードするMontaVista(R) Software, LLC(本社:米国カリフォルニア州/以下、モンタビスタ)は、モンタビスタのソリューションを用いたお客様によるセキュアな製品開発を支援するため、現行機能の拡張をすると発表しました。商用組込みLinuxの最新製品であるCGXにより、新たにARM SystemReady用のリファレンスBSPがサポートされます。
これにより全てのSystemReady compliantハードウェアプラットフォームでCGXが利用できるようになりました。
現在CGXは、x86/IA、ARM、PowerPC、およびMIPSといったアーキテクチャーで数多くのSoC(System-on-Chip)用リファレンスBSPに対応しています。
ARM SystemReadyによるアプローチにより、ARMを利用する複数のプラットフォームでOSのバイナリイメージ共有が可能となり、結果CGXの採用によりお客様が得られるシナジーが大幅に高まります。
ARM SystemReadyが持つ一つの重要な側面はハードウェアのセキュリティであるルートオブトラスト セットアップの構築です。
お客様による利用を支援する為、モンタビスタでは発表済MVSecureの製品化されたサービスを使用して、EUサイバーセキュリティ法に対応する特定のサービスパッケージを構築しました。
このEUサイバーセキュリティ法向けMVSecureサービスにより、お客様はすべてのユースケースとプラットフォームに求められる明示的なセキュリティ要件を、モンタビスタと共同で確認いただけるようになりました。このサービスでは、セキュリティ要件の確認だけでなく、EUサイバーセキュリティ法に対応する優れたプラクティスに基づいた計画案も提供されます。
CGX ARM SystemReadyリファレンスBSPやMVSecureサービスをご利用のお客様は、CGXの通常の利点だけでなく、モンタビスタによる20年以上にわたる開発経験のメリットも得ることができます。
・Yocto Projectを使用する固有ユースケースの最適化/カスタマイズと、柔軟性を最大限に高めるためにソースから構築するといったアプローチ。
・ロングタームサポート、CVEおよび障害サポートとメンテナンス
・先進の機能、専任サポート、およびアーキテクチャーパートナーシップ
CGX ARM SystemReadyリファレンスBSPおよびEUサイバーセキュリティ法に向けたMVSecureは、2023年3月22日よりご利用可能です。
当リリースに関するご質問は、ホームページからお問い合わせをお願いいたします。
URL: https://www.mvista.com/jp/contactus
<米国MontaVista Software, LLCについて>
詳しくは https://mvista.com/ をご覧ください。