モンタビスタ、MVShieldによるRocky Linux 9.2のサポート開始を発表

Rocky Enterprise Software Foundationのプリンシプルスポンサーである米国MontaVista社は、Rocky Linux エコシステムへの取り組みと投資を継続し、Rocky Linux 9.2および今後の9.xリリースに対し商用サポートを提供すると発表しました。

MVShieldによるRocky Linux 9.2のサポート開始

カリフォルニア州サンノゼ、2023年8月15日 - 組込み商用 Linux(R)製品およびエンジニアリング サービスのリーダーであるMontaVista(R) Software, LLCは、Rocky Linuxの商用サポートとメンテナンスを必要とするお客様向けに、Rocky Linux 9.2をMVShieldの対象としサービスが提供されると発表しました。

Red Hatにより発表されたCentOSプロジェクトのソース ディストリビューションに対する最近の変更にもかかわらず、MontaVistaによるRocky Linuxへの取り組みは継続されています。

Rocky LinuxプロジェクトはCentOS Linuxの後継として2020年後半に設立され、ここ数年でRocky Enterprise Software Foundation(RESF)を中心に具体的なエコシステムを確立しました。
MontaVista Softwareは早い段階でRESFにプリンシパル スポンサーとして参加し、製品とサービスとの戦略的連携をサポートするだけでなく、その活動を推進しています。

2019年にブランディングを開始したMVShieldは、CentOS LinuxおよびRocky Linuxを中心としたお客様固有のカスタマイズされたLinuxに対する商用サポートのソリューションであり、採用されるお客様の数が年々増加しています。
Rocky Linux 9.x向けに拡張されたMVShieldは、当社の顧客ベースに次の重要な価値を提供します。

カスタマイズ可能なサービス レベル アグリーメント(SLA)

MontaVistaの20年以上の経験から得た深いLinux専門知識を活用する、重要なイベントの修正時間を短縮するテクニカル サポート。

CVE(一般的な脆弱性とエクスポージャ)への迅速な対応

コミュニティのパッチ適用だけでなく、MontaVista による発見と修正により迅速な対応を可能とします。
MVShieldでは、基礎となるRocky LinuxベースラインでリリースされていないCVEと欠陥も修正可能です。

カスタム パッケージ構成

カスタム パッケージ リストとバージョンを管理し、Rocky Linuxに統合します。MontaVistaは、パッケージとオペレーティング システム コンポーネントのカスタム組み合わせのサポートに特化しており、そのすべてがRocky Linuxベースである必要はなく、ユースケース固有のプラットフォームのメンテナンスとサポートを提供します。

単一ベースラインでの長期サポート

単一のベースラインによる長期サポート(10年以上)を提供します。
新しいバージョンにアップグレードすることなく、必要なセキュリティ修正をすべてお客様に提供し、安定性を高めながら再テストと認証のコストを節約します。

Rocky Linuxのアップストリームとして機能するCentOS git ソース ストリームに対するRed Hatが発表した最近の変更は、モンタビスタのMVShield サービスには影響しません。
MontaVistaはRESFの主要スポンサーとして、Rocky Linuxイニシアティブのリーダーシップと継続的に協議しており、コンソーシアムのために設定された戦略に従っています。
さらに、MontaVista Softwareでは、Linuxディストリビューションをゼロから作成する20年以上の経験を持ち、必要に応じGNU Linux基本パッケージへの変更を元のパッケージ リポジトリから直接取得することもできます。

<米国MontaVista Software, LLC>
https://mvista.com/ 

<ご質問は、ホームページからお問い合わせをお願いいたします。>
URL: https://www.mvista.com/jp/contactus

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